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2012年11月25日

Beat / King Crimson


リリース:1982年
コメント:'80s に入り再始動したキングクリムゾンの2作目。

'80sクリムゾン初挑戦となった”黄”こと<Three of a Perfect Pair>('84年)が何故か不思議と小生の「嗜好」回路に好作用を及ぼした事、また、その点をして某師匠から「ならば赤<Discipline>も青<Beat>もイケるはず」とのご指導を頂き(笑)、先ずは「青」を試してみました。

時系列的には「遡る」形で聴いているからなのかも知れませんが、”黄”よりも少しだけ「ニューウェイブとかいわゆるふつーのロックっぽさ」が素人耳にも判る程度にブレンドされているように感じました。

また(これは”黄”とも通じますが)、いわゆる「ポリリズム」と言いますか、「繰り返しとズレ」によって聴き手が徐々に浮遊してゆくような気持ちよさを味わえる点は、こちら”青”の方が色濃く出されているかなぁ、という点も小生的には高評価です。

ロバート・フリップ翁の”巧さ”については、まだその部分を確信的に言い切れる程の聴き手ではありませんが、まったく関係のないところ?で、エイドリアン・ブリューのギター・・・ではなく、その歌声に妙に魅了される小生であります。

これについては、自身でももう少し掘り下げてみないと確たる理由が解りません・・・が、ちょっと気付いたのは、アラン・ホルズワース氏の<i.o.u>で歌っていたポール・ウィリアムスという人(の歌い方と言いますか、その雰囲気)に似ているという事でしょうか。

結局これも循環した?になるのですが、ではなぜP.ウィリアムスの声や歌い方が好きなのか・・・と(笑)

もとい。この「繰り返しとズレ」の心地良さがアナログ時代並みの30、40分で「終わる」ところがいいんですね。スティーヴ・ライヒのそれまで行くと、「ミニマルミュージック」のそれも加味されてくるのでしょうが、いずれにせよ、これは心地いいです。

因みに、ジャンルに限らず個人的にはフルアルバムと言えどもこれくらいの長さが人として興味を持って臨める妥当な長さだと思っています。
収録曲
1.Neal & Jack & Me
2.Heartbeat
3.Sartori In Tangier
4.Waiting Man
5.Neurotica
6.Two Hands
7.The Howler
8.Requiem

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    80年代のクリムゾンから入門して
    スンナリ入れる人は少ないと思いますが
    逆に言えば今まで頭の固い
    クリムゾン信者だけにウケが
    悪かったのかもしれませんね(苦笑)
    ちなみにフリップ翁はクリムゾン活動
    以外で語られることは殆どなく
    ギターテクニック評など
    巷で読んだこともありません。
    (PS)
    ご指摘の通り没テイクをボーナストラックと
    称して1時間も収録してあるアルバムに
    ろくなものはありません

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    1. コメント、ありがとうございます。
      「クリムゾンキングの宮殿」以外はまともに聴いていない事が幸いしたのだろうと、前向きに捉えています。

      残る「赤」が益々興味深くなります(^^;

      今からプログレにズブズブと行く事は無いとは思いますが、先ずは手持ち&中途半端に聴き散らかしたままの作品を整理しがてらぼちぼち聴き進める所存です。

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