リリース:2004年
コメント:公式なソロデビュー盤を<Boz Scaggs>('69年)とすれば、単純に引き算するとその間35年。つまり、本作がリリースされるまで35年間、公式なライブ盤がリリースされていなかったという事になります。
意外と言えば意外ですね。
この手のビッグアーティストにしてみれば、(時期さえ見間違えなければ)ライブ盤も結構売れると思いますし、殊に'70s後半のAORの雄として活躍していた頃のライブは、白のスーツでYAMAHAのSGを抱えてスポットライトを浴び、さながらハリウッドスターよろしくゴウジャスな感じのライブだったとか。
個人的にはそれ以前の(サンフランシスコ・サウンドの流れでも取り上げられる)音も好きなので、そちらもお願いしたいところではあります(笑)
さて肝心の本作ですが、今一歩・・・といったところでしょうか。
よく聴き知った曲も数多く並んでおり、音作りも非常にオリジナルに近しい感じで丁寧に調整されている感じです。
一言でAORといってもバラエティに富むものですが、B.スキャッズ流のそれは特にDISC1の流れに代表される「スロー/ミディアムでの艶のある楽曲」にあるのかなぁと。
ただ、良くも悪くもその「まとまりの良さ」がライブと言う「ラフさも味のウチ」という点を抑え過ぎてしまっている感が否めません。
加えて、ほぼ全ての選曲が(その調整された音の良さを活かす為か)あまりロックアウトしない曲で固められているのがもったいないですね。
DISC2-[7]は<Boz Scaggs>に収録されていた(&個人的に大好きな)一曲ですが、これも設備が良すぎて(^^;枯れた感じが逆に出せなくなったようにも思います。
辛口でごめんなさいm(_ _)m 因みにオリジナルではデュエイン・オールマンのスライドギターが堪能できますよ(^^;
それにしても、どうして<Greatest Hits Live>なんて平凡なタイトルを付けるのでしょうね。本作に限らず、外人のこうした有名曲/ヒット曲がそれなりに入るライブ盤ではたいがいこんなタイトルになりますよね?まぁ内容に影響する訳ないのでいいのですがね・・・
収録曲:
[DISC 1]
1.Lowdown
2.Slow Dancer
3.Heart Of Mine
4.It All Went Down The Drain
5.Harbor Lights
6.Jojo
7.Ask Me 'Bout Nothin' But The Blues
8.Breakdown Dead Ahead
[DISC2]
1.Look What You've Done To Me
2.I Just Go
3.Georgia
4.Miss Sun
5.Lido Shuffle
6.Runnin' Blue
7.Loan Me A Dime
8.We're All Alone
0 件のコメント:
コメントを投稿