リリース:1979年
コメント:'70s最後のアース・ウィンド&ファイア(EWF)作品は、時同じくして隆盛を極めていたディスコフロアー音楽への寄り添い方が非常に強い一枚かと思います。
もともとファンク系の音なのでフィジカルに訴えてくる(=知らずに揺れる、お尻フリフリになる)傾向は強い訳でですが、シングルカット&大ヒットした[5]を聴けば、その顕著さは一目瞭然化と思います。
その[5]には、以前モーリス・ホワイト(vo)とアル・マッケイ(g)が提供した[Best of My Love]を大ヒットさせた女性R&Bグループであるエモーションズを大々的にフィーチャー。これがEWF以上に存在感のあるコーラスを聴かせています。
因みに[5]のコンポーザーに名前があるジョン・リンドはFifth Avenue Bandのオリジナルメンバにも名を連ねていた人。
#何だかFifth・・・の印象とは違ったこんなディスコチックな曲を書くのねぇ(笑)
また、もう1つの本作のカラーと言えば、やはりAOR的なにおいの強さでしょうか。
言うまでもなく、'70s後期の有名どころバラッドの1つであろう[3]を筆頭に、[7]、[9]辺りはAOR界のキーパーソンであるデヴィッド・フォスターが絡んでおり、AORファンは「琴線触れられまくりっ!」てな感じの後半になっております。
まぁ、D.フォスターが他流試合的にいろいろなジャンルのアーティストと積極的に交流しているが故の結果なのでしょうが。
収録曲:
1. In The Stone
2. Can't Let Go
3. After The Love Has Gone
4. Let Your Feelings Show
5. Boogie Wonderland
6. Star
7. Wait
8. Rock That!
9. You And I
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