リリース:1972年
コメント:先日入手した<Ry Cooder>('70年)と一緒に入手しておりました本作、いろいろなサイトを眺めていると結構評価が良い様子で...
前作<Ry Cooder>から比べると、グッと抑えたと言うか、一層地味と言いますか(^^
中南米辺りから米中西部の「きっとこんな感じなんじゃないかなぁ」という想像を強固にしてくれるような音。
多分、今までの小生の耳('80s洋楽育ち)からすれば薄味?乾物?(失礼 m(_ _;)m )みたいに感じられたと思います。
必ずしも前作を聴いていたからという事ではなく、「まぁ、慌てて聴いても良さなどわかりはすまい」といった開き直り?と、お世辞無しに「いいなぁ」と納得できるあのボトルネックの音が、そんな薄味・乾物的な音に向かい合う事を徐々に楽しくさせてくれているのかと思ったりします。
総じて明るめな音に対して、(幸い、歌詞カード付きだったので)歌詞を眺めてみると必ずしもそれに則した内容ではなかったりします。
が、何れライ・クーダーのセレクトしたバッド・オールドデイズ・ソング?の数々について、多分、オリジナルをそのまま耳にしても受け付けないんじゃないかな、と思います(少なくとも小生は)。
まぁ、食わず(聴かず)嫌いは激しい方ですので、ウッディー・ガスリーにせよ、ピート・シガーにせよ、それ以前にボブ・ディランさえ未聴に等しいもので(苦笑)
ひょっとしたら何か得るものはあるかもしれませんがね。
もとい。功罪については別にして、カバー曲の意義の1つはそうしたモノ(古い楽曲)を次の時代にトランスポートさせるという意味もあるのかな、と。
滅びかけた上方古典落語を米朝師匠や松鶴師匠がしっかり掘り起こして活を入れた事で、今の噺家さんが然も当然のごとく演じる事ができる...まったく違う世界ですが、そうした事を行う使命みたいなものを背負う人はいるものなのですね。
収録曲:
1. How Can You Keep Moving
2. Billy The Kid
3. Money Honey
4. FDR In Trinidad
5. Teardrops Will Fall
6. Denomination Blues
7. On A Monday
8. Hey Porter
9. Great Dream From Heaven
10. Taxes On The Farmer Feeds Us All
11. Vigilante Man
0 件のコメント:
コメントを投稿