リリース:1970年
コメント:これまでに視聴した作品もあるのですが、なかなかビシッと響くところまでには至っていないかなぁと反省混じり…というのが今の今までのライ・クーダー評。
(未聴の作品が)何作品かまとまって安棚にならんでいましたので、ちょっと行ってみっかぁ…的なノリで入手してみました(なので、他のタイトルも早晩レビューしたいと思っています)。
もともと、あるディスクレビュー本で紹介されていた作品にトライしたのが初めてのR.クーダー体験だったのですが、当初のお目当ては例によって?どれ程のギター・テクニックをお持ちなのかしらん?という、ひじょーに狭い入り方でした。
それが災いしたのか否か、冒頭のように「むぅ〜…バリバリ弾く人じゃないのねぇ…しばらく置くか」といった流れで今に至っているのですが、今回、ソロ1stである本作を流してみて…
なんでしょうねぇ、これも耳の経年変化によるものなのか、いい具合に耳に入ってくるんですよ、これが(^^
饒舌に歌う方ではないのはいいとして、ほとんど…というか全編これが他人の(古い時代の)曲を題材に、自らの腕とセンスで再生させているのですね。
派手さとか、いわゆる、メインストリームにバァーンと出て行くタイプでは決してなく、我が思うところに従って真摯に音を作っているんだなぁという点に妙に共感してしまうのです。
CDに同封されていた解説には、ローリングストーンズの<Let It Bleed>に絡んての裏事情が書かれていて、へぇ〜そんな事があったんだぁ、と素人丸出しで驚くと共に、そういう視点で<Let It Bleed>聴き直すのも面白いかもと思ったり。
某師匠のページも拝見しましたが、こうしたルーツミュージックの掘り起こしと再解釈による再生…けっして売れ線にはならないのかも知れませんが、なんだか素敵だなぁと。
と、ここまで書いている時に[Dark Is The Night]がボロォ〜ンと流れ出し…ああ、こういう瞬間って、いいなぁ(^^
CDサイズのジャケだと今ひとつ...って感じですが、この銀色のキャンピングカー?と夕景が、これからR.クーダー自身が長い長い旅に出かける心構えのようなものを伝えてくれているような気もして。
閑話:
[5]のサビって、昔某フライドチキンのCMで流れていたと思うのですが、コンポーズのクレジットをみるとランディー・ニューマンなのですね...知らなかった(^^
収録曲:
1. Alimony
2. France Chance
3. One Meat Ball
4. Do Re Mi
5. My Old Kentucky Home (Turpentine & Dandelion Wine)
6. How Can A Poor Man Stand Such Times And Live?
7. Available Space
8. Pigment
9. Police Dog Blues
10. Goin' To Brownsville
11. Dark Is The Night
0 件のコメント:
コメントを投稿