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2004年11月21日

Attica Blues / Archie Shepp


リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:小生など不良リスナーの典型みたいなものですから、「アーチー・シェップ=<The Magic Of Ju-Ju>」という公式に縛られ、「うーん、難しそう」と尻尾を巻く一人なのですが・・・

しかし、少なくとも本作は、もうフリージャズとかそんな範疇ではなく、強烈なR&B色に彩られたファンキーな作品として聴いています。
ノリノリ、イケイケな[1]でのブローなどその典型(しかしそのテーマはなかなか政治的にシリアス)で、J.L.ウィルソンのディープな歌声が気持ちい[3]、整然としたブラスとA.シェップのブローがカッコいい[6](これもテーマ的にはシリアスなものを扱っています)などなど、今までの私の中にあったA.シェップ像をいい意味で瓦解させてくれた作品といえます。

と言っても、現時点では<The Magic Of Ju-Ju>以外は聴いたことないんですが(^^;

ジャズに限らず、ポップス/ロック、ソウル/R&Bなど各ジャンルで音楽的な変革が始まった'70年前後に位置する本作にしても、それらの動きを捉えた結果なのかもしれません。

何かこう、R&Bやソウルといった(例え表層的であれ)私にも受け入れやすい部分が根底にあると判ると、もう一度<The Magic Of Ju-Ju>をじっくりと聴き直してみようかなという気になります。

この手のR&B系には滅法強いギタリスト、コーネル・デュプリーも参加しています。
収録曲
1.Attica Blues
2.Invocation: Attica Blues
3.Steam, Pt. 1
4.Invocation to Mr. Parker
5.Steam, Pt. 2
6.Blues for Brother George Jackson
7.Invocation: Ballad for a Child
8.Ballad for a Child
9.Goodbye Sweet Pops
10.Quiet Dawn

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