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2006年3月28日
Shadow Of The Earth / Carm
リリース:2000年
評価:★★★★
コメント:コンポーザーであり、プロデューサーでもあるCARMという人については良く知りません(^^;
本作を入手したのも全くの偶然と言うか、「ジャケ買い」否、寧ろ「タイトル買い」、それ以上に名義としてクレジットされている「...SPIRITUAL AFRICAN NOVA」という部分に依る所が大きいと言えます。
ですので、最初の音が流れ出て来るまではジャケットのイメージからして、きっと土着的な民族音楽のようなものかと想像していました。
実際の印象はと言うと、ある意味「土着的」というイメージの対極に在りながらも、しっかりとその「精神的」な部分は伝えようとする姿勢に共感を覚えるものでした。
どこまでが打ち込みでどこからがアナログな演奏なのかは、私の稚拙な耳では判りかねますが、デジタルであれアナログであれ、この全体を包み込む雰囲気はどうでしょう。
パーカッシヴな音は往々にして「聴き飽き易さ」と「のめり込み易さ」が非常に危うい関係で同居する事になりがちですが、殊更、強調される程でもない程度なエレクトリック感、ピアノやキーボードまたはフルート(もっとプリミティブな同種の楽器かも知れませんが)による味付けなど、決して単調なフレーズのループに終始していない上手さも備えています。
日々のストレスから開放されて、せめて精神だけでも社会のしがらみから解き放ってやりたい、そんなセンチな気分に浸りたいがため、少々室内の光量を絞り寝そべって聴いています(^^;
収録曲:
1 Introducing the Shadow of the Earth
2 Aesthetics of the Simple Chords
3 Running on the Sand from Somewhere to Anywhere
4 Journey to the Shadow of the Earth
5 Aesthetics of the Simple Chords(FarrAway Edit)
6 Welcome Back to the Real World
7 A Little Silence before the Memories of the Early Works
8 Running on the Sand
9 Sitting on the Beach
10 Journey to the Shadow of the Earth(Kick in the Shadow Mix)
11 White Breath
12 Nord
13 Fortunately Unknown
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