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2007年8月22日

Stuff / Stuff


リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:これまでスタジオ・ミュージシャンとして活躍していた各自が、表立ってグループを名乗りシーンへと飛び出してゆく・・・

殊、フュージョン系アーティストにおいてはその傾向が強かった'70s中後期。言うまでも無く、スタッフも強力なメンバが集い船出をしました。

本作は彼らのデビュー作。メンバから推測すると、一つ方向性を誤れば単なるインストバンドまたはテクニック/各自のソロパートの寄せ集めになってもおかしくなかったでしょう。

しかし、その後'80年の(第一期?)ラスト・アルバムに至るまで、彼らが貫いたのはそこではなく、あくまでグループあっての「グルーヴ」。

そこが、後年、「技術主義で味のない」凡百のフュージョン系グループとは一線を画す存在で有り得たポイントではないかと思います。

エリック・ゲイル(g)、コーネル・デュプリー(g)、スティーヴ・ガッド(ds)、クリス・パーカー(ds)、ゴードン・エドワース(b)、リチャード・ティー(key、p、Fender-R)。

'70sフュージョン・シーンが瑞々しさとダイナミズムを持ちながら輝いていた時代。本作を聴けば、その時代への憧憬がありありとよみがえります。

先日、マイケル・ブレッカー氏死去の報を聞いて、不意に本作を聴き直した次第です。
収録曲
1.Foots
2.My Sweetness
3.(Do You) Want Some off This
4.Looking for the Juice
5.Reflections of Divine Love
6.How Long Will It Last?
7.Sun Song
8.Happy Farms
9.Dixie/Up on the Roof

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