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2008年2月17日
Sail Away / Randy Newman
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:本作のメロディや雰囲気だけを捉えると間違いなくランディ・ニューマンの真骨頂を見逃してしまいます。
いえ、純粋にバーバンクサウンドを味わえる一作として楽しんでも、それはそれでいいのですが・・・
シリアスに、シニカルにアメリカという国を、政治を、歴史を、見つめるこのソングライターは恐ろしいほどに自らのオピニオンを歌・歌詞に込めているのが判ります。
悲しいかな、やはり母国語でない英語の歌詞を深く聞き取るのは困難ではありますが、ならば是非歌詞カードを手元にお聴きになることをお勧めします。
殊に、余りのメロディの美しさに忘れてしまいそうになりますが、米国における過去の黒人奴隷を歌った[1]、一人有頂天になっているアメリカを嘆く[2]など、この人独自の感性が非常によく判る作品だと思います。
'70s初頭のSSWブームにあって、暗喩的ではあるものの、かなり強烈なことを言っている・歌っている点は他のSSWとは一線を画すモノを持っています。
収録曲:
1. Sail Away
2. Lonely at the Top
3. He Gives Us all His Love
4. Last Night I Had a Dream
5. Simon Smith and the Amazing Dancing Bear
6. Old Man
7. Political Science (Let's Drop The Big One)
8. Burn On
9. Memo To My Son
10. Dayton, Ohio, 1903
11. You Can Leave Your Hat On
12. God's Song (That's Why I Love Mankind)
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