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2008年6月13日
The Real Greate Escape / Larry Coryell
リリース:1973年
評価:★★★
コメント:個人的にはラリー・コリエル氏のギター・プレーやサウンドは大好きですし、殊、'70sのフュージョン/クロス・オーバー期の11thハウスものは、そのカッコよさを未だにNo.1と思っています。
本作は'73年録音の作品ですが、'60s後期から'70s初期に見られるように「歌う」L.コリエル氏の側面が多く表出している作品の1つです。
まぁ、L.コリエル氏自身「歌う事」が好きだのでしょう。
それなりに味のあるいいヴォーカル・スタイルを見せてくれる楽曲も幾つか見られます。
このくすんだ様な、ぼんやりとした感じ(例えば[5]辺りですね)、堪らなく好きなのです。
とは言え、個人的には敢えて歌そのものに重きは置いていませんので、これまた味のある氏のギター・プレーが楽しめれば(かなり判官贔屓は入りますが)それで十分なのであります。
時同じく、ジャズとロックのクロスオーバー的なスタイルと音を出していたスティーヴ・マーカス(ts、ss)が面子になっていますね。
この人のソロ作品もかなり強力なのですが、ここでの音は今ひとつ馴染みきっていない様にも聴こえます。
マイク・マンデルが奏でるシンセの感触とサックスという生な音が今一歩まとまっているように聴こえないのです。
収録曲:
1.The Real Great Escape
2.Are You Too Clever
3.Love Life's Offering
4.Makes Me Wanna Shout
5.All My Love's Laughter
6.Scotland, Pt. 2
7.P.F. Sloaner in You
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