Winner in You / Patti LaBelle

リリース：1986年
評価：★★★★
コメント：ファンの方か、余程ソウル好きの方でなければ、パティ・ラベルの認知度はやはり「レディ・マーマレイド歌ってた・・・」とう所で止まってしまうのではないでしょうか。

斯く言う私もその一人なのですが、'86年にリリースされた本作からの[2]の大ヒットによって、加えて、マイケル・マクドナルドとのデュエットという事もあり、再びその名前を見たと言うのが正直な所です。

[2]を聴きたくて入手したのが本音ですが、初めてアルバム全体を通して聴いてみたところ、思っていた以上にいい作品だなぁと感じました。

[3]や[6]辺りは、それこそ同じ頃のティナ・ターナーかボニー・タイラー辺りとも張り合える（？）エレクトリックなロック調ですし、スロー系も含めバート・バカラック＆シンシア・ウェイル、ビル・ラバウンティ、リチャード・ペイジといったコンポーザーが揃えられ、P.ラベルの対応レンジの広さも判るようになっています。

バック・ミュージシャンには、ポール・ジャクソンJr(g)、ネイザン・イースト(b)、デヴィッドT.ウォーカー(g)、ジェームズ・ギャドソン(ds)、ジョージ・ハワード(sax)等が参加。クオリティの高さもなかなかのものです。
収録曲：
1.Oh, People
2.On My Own
3.Something Special (Is Gonna Happen Tonight)
4.Kiss Away the Pain
5.Twisted
6.You're Mine Tonight
7.Finally We're Back Together
8.Beat My Heart Like a Drum
9.Sleep with Me Tonight
10.There's a Winner in You