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2009年5月6日
Unlimited! / Roger
リリース:1987年
評価:★★★★
コメント:オハイオ・ファンクの系譜を維持してきたグループである「ザップ」のリーダーであると共に、マルチなタレントを持つロジャー・トラウトマンのソロ第3作。
知ったような書き方をしているものの、私自身はリアルタイムで本作に収められている[1]の意外な程の大ヒットをきっかけにこの人の事を知った次第です。
でもこういうベタなメロディも様になってしまうのもロジャーの力の一端なのかも知れません。
[1]はもとより、アルバム内の各所で利用されている時代錯誤かと思えるヴォコーダーですが、単なるレトロスペクティブ以上に、不思議と'80sも終わろうかという時代に即して聴こえてきます。
対して、生声でのスロー・バラード[8]もストレートで好感の持てるナンバーです。
また[9]辺りはそこはかとなく同時期のプリンスにも通じるような曲調で、これも個人的には非常に好きな曲です。
プレーヤーとしての器用さについても、[4]ではジョージ・ベンソンのギタープレーを思い起こさせるギターワークを、[11]ではロック寄りの(ジミヘン調?)ギターワークも聴かせてくれます。
恥ずかしながら、ロジャーが「弾ける」人だとは知りませんでしたm(_ _)m
ザップ本体を殆ど聴いた事がないのですが、こういうリーダーに統率されているなら面白い音を出しているんだろうなぁ、位の想像はつきます。
見かけによらない(笑)ナイスな作品です。
収録曲:
1.I Want to Be Your Man
2.Night and Day
3.Been This Way Before [Rap]
4.Composition to Commorate (May 30, 1918)
5.Papa's Got a Brand New Bag
6.Thrill Seekers
7.Tender Moments
8.If You're Serious
9.Private Lover
10.I Really Want to Be Your Man
11.Bedistgutarist-A-Rown
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