リリース:1967年
評価:★★★★
コメント:ジャニス・ジョプリンを擁したビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーの1st。
小生個人は、2ndである<Cheep Thrills>('68年作)の方を先に聴いていた手前、この1stに対峙した時に得られた感触は、正直、それ程大きなインパクトを持つものではありませんでした。
ただ、既にジャニスの湧き上がるような勢いは本作の中でも十分に感じ取ることが出来ます。
演奏自体まで含めて云々言い始めると、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーそれ自体はやはり優れた技量がある訳ではないと思います。
しかしながら、この時代の空気のようなものを感じさせると共に、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー自体の存在なくしてジャニスの出現もなかったであろう事を併せて考えると、なるほど、歴史とは上手く作られてゆくものなんだなと思い知らされます。
これからジャニスを聴いてみようかと思われる方には、本作については時間と予算の余裕があるときで十分、と申しあげてよいかと思います。
収録曲:
1.Bye Bye Baby
2.Easy Rider
3.Intruder
4.Light Is Faster Than Sound
5.Call on Me
6.Women Is Losers
7.Blindman
8.Down on Me
9.Caterpillar
10.All Is Loneliness
11.Coo Coo [Single]
12.The Last Time [Single]
13.Call on Me
14.Bye Bye Baby
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