リリース:1972年
コメント:まとめて「がぁーっ」と一気通貫で聴けば良さそうなものなのですが、どうも辛抱が足らん、と言いますか、浮気性?と言いますか(^^;
深紫にちょっと興味をそそられてて(と言っても、いわゆる後期のそれではありますが)、中古屋のエサ箱でコレを見つけて、取りあえず・・・と入手したものの、またしても醸造タ~イムに突入してしまい、ようやく今になって音を聴いたような次第です。
平凡なタイトル?とは裏腹に、スタジオ盤でいくつか聴き覚えのある曲が「ひ弱」に聴こえる程の充実したライブパフォーマンスではなかろうかと思います。
'80sの耳で育った小生としましては、ストライクゾーンはオジーやMSGのそれを王道に近い位置づけで見ておりましたので、名前は知っていてもZEPも深紫も「そんなの後でええがな」というスタンスで対峙しておりました。
本作、まさに脂ののった時期だったという点を差し引いたって、初っ端の[1]からしてまさに王道のみが持つパワーというものを見せつけられる思いがしますね。
MSGにせよオジーにせよ(少なくとも'80s末までに)オフィシャルでリリースされてライブ盤にコレに向うを張れる作品があったかと問われると、うむぅ・・・そういう点も含めて何やら凄まじい力が隠されているようにも思えます。
また、従来的な(小生の)嗜好性からいけば、当然ながらリッチー先生のgプレイに耳が行くのですが、それと同等か上回るくらいに惹かれたのがイアン・ギランその人のボーカル。
I.ギランについての知識はまだまだ入門の域にも達していないのですが、こりゃかなりいいパフォーマンスではないですかね?
単にオリジナルキーで節回しも(気を使って?)それ程かい離していない点はビギナーには聴き易い事この上ないのですが、圧倒的な存在感でゆるぎなくヴォーカルを張る器の大きさのようなもの・・・上手く表現できませんが、事実、この作品でI.ギランを聴くとスタジオ盤は「聴けなくなる」という人も少なくないとか(^^;
収録曲:
1.Highway Star [Live]
2.Child In Time [Live]
3.Smoke On The Water [Live]
4.The Mule [Live]
5.Strange Kind Of Women [Live]
6.Lazy [Live]
7.Space Truckin' [Live]
こんにちは。
返信削除多分、個人記録でアナログ時代から通産して
一番視聴回数が多いアルバムではないかと
思います。
後に来日3公演を収録した完全版が
発売され演奏にオーバダブ一切なし
だったことを確認して物凄く驚きました。
80年代の「それ」が殆どスタジオでの
録り直しという「LIVE」とは言い難い
アルバムとはちょっと格が違うかなと(笑)
ちなみにZEPPの公式ライヴ「永遠の詩」は
良くありません。
強いて言えばブート時代から有名だった
1972年LAフォーラムとロングビーチアリーナを
編集した"How the West Was Won"が
いいと思いますがZEPPのライヴは
有名ブートの方が断然いいですよ(ニヤッ
コメント、ありがとうございます。
削除完全版かぁ。。。そっちがよかったかなぁ(^^;
確かに、ライブとは単なる演奏スタイルであって、
「編集が入っていない」という証明ではないです
からねぇ。格の違いをもっと味わいたいです(笑)
恥はかき捨てとばかり、ZEPPもほんの数曲しか
知らない今の小生ですが、1stから順次スタジオ
ものはいくつか入手済です。
例によって入手した事で安心?して、まだそれを
聴く時間が取れておりませんが・・・ダメじゃん
確か中山某氏がマイルス作品を評して同じ事を
言っていたのを思い出しました。
曰く「つまらないと判っているオフィシャル盤を
聴く位なら、その何倍も素晴らしいブートを聴く
べし」と(笑)