リリース:1980年
コメント:某師匠が本作をレビューされた回のコメントには、一介のホール&オーツファンであっても「無視してオッケーな作品ですから・・・」みたいな生意気な口を叩いておりました小生、安棚で本作を見つけてしまい、さぁ大変(^^;
結局、こうして入手しております m(_ _)m 何だかんだ言っても、現物目の前にすりゃ、食指も動きますよ、なんたって「ファン」なんですから(爆)
さて、師匠はD.ホール本人には微塵のご興味もなく(笑)、プロデュースにあたっているロバート・フリップへのご興味からだったかと思いますが、はい、小生はもちろんD.ホール本命です。
流石に録音から数年たってリリースされただけの事はあり、確かに録音即リリースしたところで少なくともホール&オーツファンにウケるとは到底思えず、況してや昇り調子であったホール&オーツの勢いに水を差す事にもなりかねない・・・まさに本作の音を聴けば、何れも疑いようのない声かと思います。
とは言え、少なからず種々の音をそれなりに経過してきた今時点の小生の今耳(イマミミ)には、正直「今まで無視してゴメンナサイ」といった観で対峙できるものでした。
確かに、ポップ 'n ソウル、ロック 'n ソウルなD.ホールを期待すると見事に肩すかしを喰うのは必至でしょうが、この'70s末のニューウェイブっぽい感触にD.ホールがハマっていると思うのは小生だけでしょうか?
コンポーザーとしてのクレジットこそ[4]、[5](含む共作)ですが、例えば[2]のテイストや[3]の曲末の処理等、多分、D.ホールなら「やらないよねぇ~」と思われるところがそこかしこに見え、それはそれでギターのお手並みと併せて楽しんでおります。
ちょっとテイストは違うのですが、トッド・ラングレンがプロデュースしたホール&オーツ作品である<War Babies>('74年)というのがありますが、そこで展開された音も、多くの方が想起するいわゆるホール&オーツサウンドからはほど遠い音でして、ファンからはちょっと遠巻きにされていた作品とある意味で共通項がありそうにも思えます。
#実はこれも今耳で聴くと、いいんだなぁ~これがっ!
R.フリップさんへの感謝?と共に、こうした冒険的な作品をやすやすと作れた「ノリ」が、また'70s-'80sの面白さなのかもしれません。
R.フリップさんご本人作品でも、他アーティスト作品プロデュースでもいいのですが、同じよう感触を得られる作品があるのか判りませんが、ここでの音はかなり琴線をくすぐられました、はい(照)
補足:どうやら国内(旧)盤だったようで、以下のように全10曲収録モノでした。輸入盤ですと12曲入りのモノもあるようです。
収録曲:
1. Sacred Songs
2. Something in 4-4 Time
3. Babs and Babs
4. Urban Landscape
5. NYCNY
6. The Farther Away I Am
7. Why Was It So Easy
8. Don't Leave Me Alone With Her
9. Survive
10. Without Tears
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