リリース:1971年
コメント:「Dr.ジャズ」の異名を持つと言うベンシ・ドラン(vo、p、key)。
小生はフュージョン渉猟期に数作品を聴いたに過ぎないのですが、何れも印象的な作品であり、且つ、それらすべてに(スティーヴ・)カーンさん(g)が絡んでいたから・・・という副次的な要因は、まぁ、あったことには変わりありませんがね(^^;
そんなこんなのB.シドラン経験ですが、その実、ジャズな人だと思っていたB.シドランその人がその昔はスティーブ・ミラー・バンド等にも籍を置いており、あの輝かしき'60s シスコサウンドを演じていた事は少し後になって知りました(正式メンバーとしてのクレジットだったか、一過的なサポート要員だったかは調べられておりません(m(_ _)m)。
#S.ミラー作品も改めて攻めないとなぁ(^^ゞ
そんなB.シドランがS.ミラー・バンド要員として絡む少し前に出されたソロ作品の1つが本作です。
この時期のB.シドラン・サウンドを聴くのは本作が初めてだったのですが、いやまぁ、ジャズ/フュージョン期のそれとは違って、(タイトルにもあるように)とてーも「ぐるぅ~びぃ」でイイ感じぃ~な訳です(^^;
この時期特有なのかもしれませんが、このスモーキィーな感じ、B-3(オルガン)の音色・・・こりゃ、好きな方はトリップしてしまいますよ(含む小生)。
勿論、オルガン弾き倒し一辺倒という事では決してなく、その辺りの押しと引きと言いますか、塩梅がいいんですねぇ。
[7]なんて、本当、作品内のいいアクセントになっていると思います(いっそ、アコースティック-ピアノだけとか-で演(や)ってもイイかも)。
また、本作にクレジットされている面子もなかなか面白いですね。
アレンジ担当にはニック・デ・カロ(よっ、AOR職人!)、ギターにはピーター・フランプトンやジェシ・エド・デイヴィス、ボズ・スキャッグスも客演(なんちゅう取り合わせ!)、ドラムにはジョージ・レインズ(B.スキャッグスつながり?)やチャーリー・ワッツの名前も(何つながり?そう言えば、C.ワッツってジャズ好きだって聞いたことありますがねぇ)。
いやはや、実は本作、入手してから随分と時間が経っているのですが、よくぞCD棚の中に埋もれてしまうことなく「目」についてよかったねぇ・・・そしてまた色々と枝葉が伸び出す気配(笑)
収録曲:
1. Leo's My Name
2. Poor Girl
3. Racine Bovine
4. About Love
5. Feel Your Groove
6. That Fine Day
7. Alexander's Rag Time Brand
8. Try
9. My Wife
10. The Blues In England
11. Spread Your Wings
こんにちは。
返信削除今までに紹介されて気になって購入したアルバムも
なかなか消化できてない状況ですが(苦笑)
これまた良さげなアルバム紹介ありがとうございます。
全くノーチェックの御仁でしたが調べてみると
ボズ・スキャッグスと入れ替わりの形で
スティーヴ・ミラー・バンドに加入したようです。
ニッキー・ホプキンスも参加した大好きな
アルバムYOUR SAVNG GRACEに名前がクレジット
されているのを確認して今聴いています。
(なので1969年には既にバンド在籍のようですよ)
個人的に気になるのはジャケットの女性なんですが
誰でしょうかね?
コメントありがとうございます。
削除わざわざのプロフィール確認、
ありがとうございました。
掘り出し物、と言っては言葉が
悪いのですが、個人的にも
こうしたメロウ・グルーヴは
大好物なので、また何かイイ枝葉
が伸びればなぁと思っております。
あ、ジャケットの女性は愛妻の
ジュディさんだそうです。
#コーラスで本作にも参加