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2013年11月30日
Late For The Sky / Jackson Browne
リリース:1974年
コメント:多分、リマスター盤とかボートラ付き盤とか、この方クラスになると多々あるのかも知れませんが、とにかく某中古本販売店の安棚にドドッと並んだ姿を見たので「有り難く頂いていくぜぃ!」とばかりに入手したものの、これまた時間は流れ…(爆)
今年の春先に1作品レビューしているので、それ以来ご無沙汰しておりましたジャクソン・ブラウンです。
先に申しあげておくと、いわゆるSSW(シンガーソングライター)然としていた'70sサウンドのJ.ブラウンではなく、オンタイムで対峙したのは'80sの<Lawyers in Love>('83年)だったりします(^^;
その印象が強い為か、<Hold Out>('80年)は馴染み易かったのですが、なかなか'70s作品へ手が伸びなかったのも事実です。
'70s作品群はJ.ブラウンがその人気を確立させたという点でも避けては通れないと思いますが、商流として成功した初めての作品がこの3作目となります。
実は、全編を通して聴く以前に思い入れのある曲がありまして、それが本作の筆頭[1]なのです。
極個人的な事ではあるのですが、その昔、同じ会社で音楽好きが集まって月に1度程度ではありましたが演奏…ではなく、音楽談義で盛り上がる「ロック親父の会」なる活動(という名の飲み会)をやっておりました。
2次会か3次会となると、場所は居酒屋からロックバーとなり、そのウンチクに多少閉口しつつもマスターに何とか話しを合わせ(笑)、よくごり押しでリクエストを入れさせてもらいました。
本作の[1]もそんな中で流れた一曲でした(当然、小生はその時は本作について知見はありませんでした)。
「このイントロ、このスライド(ギター)一発で、俺は何回でも泣ける」と豪語した知人は、その後若くして他界してしまったのですが、そんな背景もありこうしてまた意識して聴くのも味わいがあります。
そのスライドをキメているのは、はい、J.ブラウンの盟友でもあるデヴィッド・リンドレー、ですね。
それにしても西海岸のSSWのアルバムにして、その筆頭曲がこの「重たさ」って…(笑)いや、いいんです。寧ろ、その歌(歌詞)の世界観からすれば、必然とも思える音なのですからね。
ライナーにあったのですが、発売当時はレコードに歌詞カードは添付されていなかったのだそうです。
ローリング・ストーン誌に掲載されたコラムには「3時間でも4時間でも本作を聴いて、その歌詞を書き出してみることをお勧めする」とまで書かれたこともあり、また、アルバムのジャケットには「希望者には歌詞を郵送する」と印刷されていたらしいです。
流石に同誌で「'70sを代表する叙情詩人」とも謳われた人だと思い知らされます。
#あ、今時のCDには英語および対訳は添付されていますので(^^;
収録曲:
1. Late for the Sky
2. Fountain of Sorrow
3. Farther On
4. The Late Show
5. The Road and the Sky
6. For a Dancer
7. Walking Slow
8. Before the Deluge
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こんにちは。
返信削除私もこのアルバムは学生時代によく聴きました。
契機は映画タクシードライバーでデニーロが
静かに狂って行く場面に流れるLate for the sky・・・
この曲の黄昏たスライドギターに憧れて
デヴィッド・リンドレーを少し追った時期もありましたが
彼のソロ作品にはこういう曲はないんですよね。
(全体的に明るく陽気(笑)
コメントありがとうございます。
削除映画で使われていたのですか...守備範囲外で
全く知りませんでした。
#サントラではなく、挿入歌?
イーグルスの<Holtel California>もそうですが、
'70s末の米西海岸の斜陽みたいな感じを湛えた感が
黄昏に拍車をかけるようで惹かれます(笑)
対して、G.ベンソンの<Weekend in L.A.>
(邦題が「メロウなロスの週末」と来たもんだ)
とか、フュージョンシーンはそんな趣は我関せず
ではありましたねぇ(^^;