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2013年12月14日

Ladies of the Load / King Crimson


リリース:2002年
コメント:先日<Absent Lover>と一緒に入手した本作ですが、いやはや、とんでもない代物(シロモノ)でした、小生にとっては(^^;

実際には<In the Wake of Poseidon>も<Islands>も耳にはしているハズなのですが、ここでの音はあまりにもアヴァンギャルドかフリージャズか、って感じの楽曲で溢れかえっておりました(あ、DISC 1の方ですね)。

勿論、インプロヴィゼーションも入るでしょうからライブ盤での「変化」を楽しむのは極々当たり前の事なのですが、ちょ~っと油断していたか、小生!(爆)

なので、一聴した後は「今一度<In the Wake of Poseidon>も<Islands>も聴く事!」、および「この際だから早めに<Lizard>も入手すべきじゃないのか?」といった声がどこからか聞こえてくるような気がしてなりません(^^;

このリード(ソプラノサックスか?)を吹いている方、メル・コリンズという方ですが、何だかスタジオ盤でこんなにバリバリ吹いてたっけ?って感じで、この方がずーっとスポットを浴びて吹きまくっている姿が・・・(笑)

ある意味、ジャズのコンテキストからフリージャズだ、もしくはアヴァンギャルド?といった分類で、このようにフリークトーン(このバリバリと割れるようなサックスの音)を連発している方々、例えばローランド・カークとかファロア・サンダースとかの音を「好んで」聴いていた事が、うまく「耐性」として発揮された故、一先ず脱落せずに作品に耳を通す事ができたのかも知れません(笑)

欲を言えば、1stからの選曲がもう少しあればなぁ…なんて思うのですがねぇ。だって[Moonchild]とか[Epitaph]とか[I Talk to the Wind]とか・・・って、1stをまるまるライブで演(や)っている音源ってないものですかねぇ(^^;

そして本作における「とんでもない度」の80%以上を占めているのがDISC 2の方(爆)
いやクレジット見た時に「これってどういう意味やねん?」と思いライナーに目を通してみると、何とライブ音源で録られた[21st Century Schizoid Man]の色々なバージョンからパーツを集めてアセンブルして・・・といった態で構成されたものとの事で、これまた濃厚な詰め合わせでした。

まぁ、こうしたロバート・フリップ氏の所業を是とするのか否とするのかは難しいところですが、正直、ファンの方はコレも嬉々として聴いているのか知らん?と素人ながらにちらりと思ったりはします。

グレイトフル・デッドはライブで興に乗ってくると、1曲を20分も30分も演じたという事を聞いたことがあります。

ナチュラルに(つまり、1曲を本当に20分も30分も)演じられたものであれば判らなくもないのですが、飽くまでここでは「構成されたもの」ですからねぇ・・・

#否、キンクリファンに喧嘩を売るつもりなど毛頭ありませんので m(_ _)m
収録曲
[DISC 1]
1. Pictures of a City
2. The Letters
3. Formentera Lady
4. The Sailor's Tale
5. Cirkus
6. Groon
7. Get Thy Bearings
8. 21st Century Schizoid Man
9. The Court of the Crimson King
[DISC 2]
1. Schizoid Men, Pt. 1
2. Schizoid Men, Pt. 2
3. Schizoid Men, Pt. 3
4. Schizoid Men, Pt. 4
5. Schizoid Men, Pt. 5
6. Schizoid Men, Pt. 6
7. Schizoid Men, Pt. 7
8. Schizoid Men, Pt. 8
9. Schizoid Men, Pt. 9
10. Schizoid Men, Pt. 10
11. Schizoid Men, Pt. 11

3 件のコメント:

  1. こんにちは。
    既にこの頃バンドは崩壊状態でフリップ翁の
    制御が効かないほど各メンバーが演りたい放題という
    演奏なので仮にスタジオ盤に戻ると又違和感を
    感じるのではないかと思います(笑)
    ちなみに宮殿時期のライヴはEPITAPHか
    コレクターズクラブのハイドパークなどがありますが
    初期はスタジオテイクに忠実な演奏なのでそんなに
    面白くないかもしれません。
    クリムゾンのライヴが面白いという意味は
    スタジオ盤の枠をはみ出したフラの多い演奏が
    聴けるということでこの点はZEPPと似ているのでは
    ないかと思います。
    (PS)
    ちなみに解散後フリップを除くメンバーは
    アレクシス・コーナー率いるスネイプのメンバーとなり
    その後ボズ・バレルはバッド・カンパニーへ
    イアン・ウォーレスはディランと一緒に武道館に来たり
    メル・コリンズはストーンズのMISS YOUで
    SAX吹いたり人気セッションマンとして活躍します。

    返信削除
  2. こんにちは。
    KCはこの後バンドスタイルが大きく変わるので
    間違って「解散」と書いちゃいましたが
    解散してませんでしたちょっと言葉足らずでした(苦笑)
    そうそうフリップ翁と双頭のピート・シンフィールドは
    ロキシー・ミュージックを立ち上げたりE,L&Pに
    接近してお仲間となり、さらにはセリーヌ・ディオンなどに
    楽曲を提供しKC人脈では一番の出世頭になったことを
    追記しておきます。

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    返信
    1. コメントありがとうございます。

      <EPITAPH>、1stに収録されている曲のタイトル
      そのままとは、期待してしまいます(^^;
      #ジャケを見てみると、あれ、これ結構中古棚でも
      #みかけますねぇ。えーい、入手!入手!決めたっ!

      M.コリンズって方の弾け具合がスタジオ盤との一番の
      違いだったかなぁと思うのですが、ここに突っ込んでゆく
      気概は・・・まだありません(^^;

      先の<EPITAPH>、それに<Lizard>とかにも順次着手
      しようかと思います。

      P.シンフィールドって人は「作詞」で貢献したのですね。
      なかなか興味深いですね。
      1stの楽曲とか好きなのですが、詞までは深く追って
      いなかったですねぇ・・・反省

      今更なのですが、手持ちの1stは'80s製造モノらしく、
      最近チョロっと聴き直しとかした際に、どうしても
      「もこもこ感」が気になりだして・・・

      多少でもいいので、少しはいい音の盤を入手し直そうか
      と考えていたので、どうせなら歌詞カード付きのモノ
      でも買い直しますかね。

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