リリース:1982年
コメント:本作については、随分と昔、とあるフュージョン本の中で紹介されていたのが気になっていました。
尤も、その時は特段、日本人アーティスト況してやヴォーカルについて聴こうなどという気は起きませんでしたが(^^;
数年くらい前、何かの折にこの方と山下達郎氏の(FM番組内)スタジオセッションの音源を聴いて、漸くこの方の歌の上手さに気付かされたものの、いつものように「スピード感」のあるアプローチが出来ず今日に至っています(恥)
もとい。先日訪れた中古レコ&CD市@池袋で、戸川純と一緒にこの方の作品も何枚か仕入れておりました(^^
あまり聴く順番を考えてはおらず、まず以って、そのジャケットが頭の中に残っていたのが、本作から突入した理由です。
既にその声と上手さは先の視聴で確認出来ていたのですが、本作がフュージョン本に載っている事を併せて考えると、あの剛柔併せたあのヴォーカルがフュージョンのイメージに合うのか知らん、と思ったのです。
結果は…言わずもがなです(^^) 確かに、イマ耳で聴けばちょっと大仰なアレンジに聞こえなくもありませんが、否、同じ頃のゴテっとしたギラギラなアレンジから考えればずっと洒落ていて、どこか'70sのニューミュージックの良質なものがシッカリと蓄えられているように感じられます。
特に前半の流れで出てくるそれ、軽快にドライブする[1](ストリングのアレンジはレオン・ペンダーヴィスだ!)、スローダウンした[2]の気持ちのいいメロに絡むこの「泣きのブロー」はデヴィッド・サンボーンのアルトですな(^^
[4]のしっとりとした幕開け(イントロ)を奏でるのは、今度はマイケル・ブレッカーのテナーと。
無論、後半でもフュージョンシーンの人気者がでしゃばらない、いい仕事をしております、はい。
あ、今更なのかも知れませんが、全曲、吉田氏のコンポーズなのですね。全てのフュージョン好き、AOR好きにハマるか否か判りませんが、いやぁ、どの曲もいい感じです。
収録曲:
1.Light'n Up
2.頬に夜の灯
3.Love Shower
4.風
5.Morning Prayer
6.斜陽(Reflection)
7.時の向こう
7.Alcoholler
こんにちは。
返信削除私は吉田さんはRCA時代しか興味がないのですが
アルファに移籍してからはカズミ・バンドでおなじみの
マライアとのお仕事が多く、この辺探ると
秋本奈緒美、亜蘭知子、飯島真理とか興味の枝葉が
無駄に伸びそうだったので放置状態です。
先に目賀葵さんにこの辺開拓していただければ
幸いです(笑)
コメント、ありがとうございます。
削除師匠ページでは<Flapper>を見かけたのですが、
'80sモノは無かった気がしました。なので?、
情報ストックなしで突入しましたが、小生の耳には
気持ちのイイ音でした。
多分にシティーポップ+フュージョンという味付けが
ジャストミート!したのでしょうか(^^;
秋本奈緒美…小生が中学の頃はジャズ歌っていた?
記憶がありますが、何か面白そうなのでメモさせて
頂きましたm(_ _)m