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2015年4月6日

Tod Rundgran’s Utopia / Tod Rundgren

リリース:1974年
コメント:その昔、トッド・ラングレンの楽曲は[Hello It’s Me]だけヘビロテさせて、それ以外にはまったく興味の枝葉が伸びませんでした。

2、3の作品を聴いてはいるものの、悪い癖で「いいところを『頭で』探す」事がうまく行かないと、興味が続かず...といったルーティンにこのT.ラングレンも入ってしまった感じが小生の中ではあります。

多分に「義務的な聴き方」(即ち、よくあるディスク紹介本に掲載されている作品くらいは一通り聴いておかないとロック通とは呼べない、という強迫観念(^^)が素直な聴き方を阻害していたのかも知れません(今でも「その気」は強いと思います)。

しばらく振りに中野の中古CDショップに寄ったらT.ラングレン作品が安価でポツリポツリと置いてあったので、そんな事が頭をよぎった事もあって、ちょっと入手してみました。

本作はT.ラングレンがソロ活動と並行して”ユートピア”というユニットを結成しての1作目にあたるものですが、T.ラングレンのソロ作品よりはずっとロック色、それも楽曲1つ1つが大曲的といいますか、プログレッシヴロックのそれを意識しているような作りになっているようです。

ライナーノートにはT.ラングレンが明らかにインストルメンタル中心のプログレッシヴ志向を掲げ、加えて、それをライブで再現させるためのユニットとしての目的がユートピアにはあった…といった事が書いてありました。

元々がエンジニアリング志向の強いアーティストの一人なのでしょうが、例えば[1]などはこの完成度を誇りつつもライブ録りされたものであったり、ギターシンセ(EMS社製)などを早くも取り入れていたりと、「らしさ」がよく出ているのかなと思います。

閑話:
[1]の共作者としてT.ラングレンと共にDave Masonとクレジットされていたのでギョッとしましたが、かのD.メイソンとは別人のようです(^^
収録曲
1. Utopia Theme
2. Freak Parade
3. Freedom Fighters
4. The Ikon

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    私もトッド・ラングレン作品はそれなりに聴きましたが
    癖が強くてロック本の高評価のように抑えるべきツボを
    発見してないというのが正直なところです。
    そんなこんなで長らく名前を忘れていたのですが、
    ある時期GONGでユニークなギターを弾いていた
    スティーヴ・ヒレッジさんにはまりまして
    アルバムを聴いていると代表作「L」という作品は
    プロデューサーがトッドさんでバックがユートピア
    だったのでびっくりしました。
    丁度、ユートピアが代表作の太陽神をリリースした
    頃の作品だったのでなんか又一つ興味の糸が
    つながったのでとても嬉しかったのを覚えています。

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    1. コメント ありがとうございます。

      幸か不幸か、まだそれ程知深く知っているアーチストでは
      ありませんので、同時に入手した作品も併せて聴いて、
      ピンと来たところがあれば、そこを掘る…というイイ
      ハマり方があればなぁと。

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