コメント:<裏玉姫様>('84年)のリリース名義に”戸川純とヤプーズ”とあったのですが、次にヤプーズの名義が表出するのが本作であり、その間にリリースされた<好き好き大好き>('85年)は戸川純名義になっており...
まぁ、この辺りが小生の「戸川ディスコグラフィ」に混乱を来たしている一因でもあります。
#ゲルニカ...もありますしね。
さて内容の方ですが、ヤプーズとして再出発?をテクノポップ路線と踏んだのか、そのノリとちょいとキレた歌詞とか相まって、やはりこの方々がユニークである所以である「毒」をうまくばら撒いているように思えます。
最初にベスト盤を耳にしていることもありますが、[1]、[3]、[8]といった主軸級の楽曲に加えて、[4]、[9]といった柔らか系(^^も交えての展開に、戸川氏が変幻自在のボーカルを乗せてきます。
CD帯には「それは それは エロ・グロ・イノセンス」な〜んてコピーが刷られており、確かに”8等身セクサロイド 高品位レプリカント 製作意図はあれだけよ♪ ”(バーバラ・セクサロイド)、”腕や目玉や脳まで 愛しい貴方が食べたい♪”(肉屋のように)、”道を訊くふりして エーテルをかがせて トランクに押し込めちゃうわ 私の愛拒んだ罰よ♪”(コレクター)と、なかなかのリリックが並んでおります。
よくぞR指定にならなかったものだと思うも、その頃にはそうした規制はなかったかな...もとい。
当時は全く邦楽についてはウォッチしておりませんでしたので、果たして、この方々が主要メディア(TVとか)に出ていたのか分かりませんが、少なくとも'87年辺りはまだまだ歌謡曲とかアイドル歌謡とかが音楽メディアの大半を占めていたのではないかと思います。
そんな状況下であることを鑑みると、やはりこの方々の異質さは際立つのでしょうね。
そして、「その方々」に今頃になってリーチして(&感心している(^^)おっさんがここに居ます...嗚呼
収録曲:
1. バーバラ・セクサロイド
2. キスを
3. 肉屋のように
4. Daddy the Heaven
5. ラブ・クローン
6. コレクター
7. 労働慰安唱歌
8. ロリータ108号
9. 宇宙士官候補生
10. 素敵な時間
こんにちは。
返信削除今頃、戸川純さんの毒に当てられたもう一人の
おっさんです(笑)
私が戸川さんにはまったのはある晩、夢を見まして、
内容は全く覚えてないのですが何故かヤプーズの
バーバラ・セクサロイドのサビ部分が
リフレインされていたことだけ覚えていて
何気にこのアルバムをBGMがてら聴き返したら
今の自分の波長に物凄く合ったことが契機でした。
戸川さんもずいぶんお歳を召したと思いますが
そろそろ21世紀のぶっとんだ戸川ワールドを
聴いてみたいものです。
コメント、ありがとうございます。
削除夢の中まで戸川ワールドの毒が漏れ出してくるとは、
いやはや、ご愁傷さまです(でした)。
中古にしてもそれ程価格は安くはないのがチョット
苦痛ですが(^^)、こまめにチェックしつつもう少し
ヤプーズを楽しもうかと思っています。
ライブ音源(not DVD)もあるようなのですが、
これもちょっと入手が面倒そうかなと。
まぁ、それも含めて楽しみます。
また21世紀の戸川ワールドもゆくゆくは攻めて
みたいと思っています。