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2016年2月21日

Welcome Back / 矢野顕子

リリース:1989年
コメント:偶に足を運ぶ中野の中古CDショップにて、店内に流れていた楽曲に「んっ!?この声は」どうやら矢野氏の声らしい...

レジ前に「只今再生中」の札と共に本作ジャケットが掲げられており&(¥が)高くないのでさっさと入手(笑)
その時に流れていたのが[2]だったのですが、矢野氏の歌いっぷりもさる事ながら、歌詞が何ともイイ。

ライナーを見てみると、あらま、糸井重里氏なのですね。運動会参加の当人の心境とそれを見守る保護者の心境とが、ほんわか&ユーモラスに綴られる内容に何ともニンマリしてしまいます。

演奏のクレジットには坂本龍一氏や大村憲司氏の名前が見えますね。

少し巻き戻し。中古で買った手前、CD帯もついておらず(&店頭では中身は確認しなかったので)、CDを再生した途端に流れ出した[1]を耳にした時「おやっ?」と思ったのは、そのメロディ。

もちろん、矢野氏の楽曲に多くあるジャジーな感じは今更驚くものではありませんが、明らかにこれまで聴いてきた氏のそれとは違うよなぁ...とクレジットを見ると、おぉ、パットメセニー&ライル・メイズ作品だったのですね。

言い訳がましいのですが、小生、ジャズ/フュージョン系は好物なのですが、なぜか、P.メセニー関連作品は数作しか視聴しておらず、本楽曲が含まれている<As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls>(邦題:ウィチタ・フォールズ)も未聴でして...
#ビルボード(Jazz)チャートでは#1獲った良作らしい...嗚呼

あの何とも言えない伸びやかで、透明感溢れる感じは、そこに絡む矢野氏はスキャットを披露(何だか悪いものが全て抜けて行きそうな感じで、ここしばらくは小生のナイトキャップミュージックになりつつあります(笑)

因みに当曲の演奏の方もP.メセニーが参加しております。ドラムにはピーター・アースキン、ベースにはチャーリー・ヘイデンというなかなかゴウジャスさです!

後付けになりますが、本作のタイトル<Welcome Back>は、矢野氏が1年ぶりに育児休業から復帰した事に因むそうです。
収録曲
1. “It's For You” 
2. しんぱいなうんどうかい(Field Day) 
3. みのりのあきですよ(Autumn Song) 
4. 悩む人(A Worried Girl) 
5. ほんとだね。(It Will Take A Long Time)
6. How Beautiful 
7. かぜのひきかた(How To Catch Cold) 
8. Hard Times, Come Again No More 
9. Watching You 
10. Little Girl, Giant Heart

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