リリース:2001年
コメント:ひょんな事で<ほうろう>('75年)を耳にした事から、本作のホストである小坂忠に興味を惹かれ、いつものように諸作品をあたってみると...比較的最近の作品については入手は叶うものの、初期作品はほぼ壊滅状態という事が分かりました。
本作はそんな小坂氏の初期作品3作からコンパイルされたいわゆるベスト盤という体ではありますが、どうもファンにしてみればセレクションに多少難を言う方もいるようです。
それでも、小生のように今時点でリーチ出来るモノ(CD)がない者にとってみれば、予習を兼ねて?のリスニングには非常に良いのではないかと思います。
#オリジナルが入手できなかった者の「強がり」ではありません(^^;
因みにアルバム<ありがとう('71年)>からは3曲([1]-[3])、<もっともっと('72年)>からも3曲([4]-[6])、<はずかしそうに('73年)>からは6曲([7]-[12])と、ちょっとアンバランスな気がしなくはありません。
テイストと言いますか、感触としましては、そう、”はっぴいえんど”的な匂いを放ちつつも、もっとフォーク寄り?いや、ソフトロック的なアプローチのようにも感じられました。
それでも小生の耳には細野臭がプンと感じられる[1]を筆頭に、特に中盤(即ち、<もっともっと>)の楽曲はもう何だかオンタイムではない筈なのにかなり良く小生の音楽ツボをゴリゴリと押してくれています。
カントリーロックというカテゴリに入る(または近い?)のでしょうかねぇ、何にせよ、非常に心地よいメロとハモりがあり、いや、どのアルバムもそうなのですが、これはフルアルバムで聴きたいものです。
その<もっともっと>の製作時にはフォージョーハーフというグループを従えていたとあり駒沢裕城(pedal steel)、林立夫(ds)、後藤次利(bass)、松任谷正隆(key)が主要メンバーだったとの事です。
収録曲:
1. からす
2. 機関車
3. ありがとう
4. 春を待ってる私はこたつの中
5. 庭はぽかぽか
6. 好きなんだから
7. はずかしそうに
8. 雨あがり
9. 早起き山から
10. 表通り
11. 朝はきまぐれ
12. 山は緑
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