評価：★★★★★
コメント：名前は前々から聞くものの、ようやく手を出したギル・スコット-ヘロン(vo、el-p)の'76年作品。
何はともあれ、レアグルーヴ／ファンク好きな方は[1]でノックアウトされるのではないでしょうか？
ジャミロクワイ辺りが完全にリスペクトしていそうなグルーヴ感です。
また、単にメロディーの良さと楽曲としてのノリだけのお気楽作品という位置づけだけでなく、G.スコット-ヘロンの詩人としての一面（扱うテーマと深さ）も味わいたいものです。
＃[8]での演説？すべてを聞き取れる耳が欲しいです(^^;
スタジオ録音とライブ録音が混在するというフォーマットが採られていますが、何れにせよ、G.スコット-ヘロンとバック・メンバーの一体感、そこから生まれているこのノリは、快楽指数を一気に跳ね上げてくれること必至。
＃[9]の１３分にも及ぶリズム洪水は壮絶です。
因みに、アルバム名義は「Gil Scott-Heron & Brian Jackson」となっており、後者はバンド・メンバー(p、el-p、fl、vo、etc..)の一人です。
ひょっとして（否、ひょっとせずとも）この人物のセンス、アビリティが作品に占める割合が非常に多いのかも知れません。素晴らしい作品です。
収録曲：
1.It's Your World
2.Possum Slim (Ed Myers)
3.New York City
4.17th Street
5.Trane
6.Must Be Something
7.Home Is Where the Hatred Is
8.Bicentennial Blues
9.The Bottle
10.Sharing
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