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2005年6月3日
Articulation / Rodney Jones
リリース:1978年
評価:★★★★★
コメント:某ジャズ本で紹介されていた本作。
「スピリチュアルジャズ」のカテゴリに掲載されてたことも手伝って興味を惹かれ入手した次第ですが、ちょっと想像と違っていました。
あ、別段「違っていた」ことに対して、そのジャズ本に文句を言う気はまったくありません(^^;
どちらかと言えば、久しぶりに「巧いギターを聴いたなぁ」という感想が強い訳です。
また、アルバム全体の楽曲構成が変化に富んでいる点も気に入りました。
先のジャズ本が本作をスピリチュアルジャズのカテゴリで紹介しているのは、多分に[1]の素晴らしさに依るところが大きいと思います(抑え気味ですがケニー・カークランドのピアノがいい感じです)。
がしかし、例えば強力なドラムソロから始まる[2]等はまさにジャズ・ロックの香りを漂わせます。
それなりにギターエフェクトをかければマハヴィシュヌのそれに近いかも知れません(ライナーで成田某氏もその点に言及されていますが(^^;)
また、「典型的なブルースか?」と思いきや、中間部では全く異なるスタイルになる[3]、フュージョンという形容がピッタリくる[5]や[7]。
思いっきりウェス・モンゴメリーへのオマージュである[6](ここでのR.ジョーンズのプレーはピカイチ!)など。
「ヴァーサタイルな」とか「名サイドマンとして云々」といった言葉がライナーやCD帯に見られますが、確かに全方向対応可能と思わせるスタイルとテクニックをここでは見せつけられます。
因みに、本作がソロデビュー作だったとのこと。
今更ながらですが、気になるアーチストの一人です。
収録曲:
1.Articulation
2.1978
3.Hard New York Swing
4.Interlude I
5.Childville
6.Blues for Wes
7.Nereda
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