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2005年6月5日
John Surman / John Surman
リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:ジョン・サーマン(bs)についての見識は殆どありません。
ジョン・マクラフリンの'69年作品<Extrapolation>にその名前がクレジットされており、且つ、結構(プレーでの)露出度が高かったという印象がある程度です。
本作は、そのJ.サーマンの初リーダー作であり、個人的には先のJ.マクラフリン作品のような音かと想像していたのですが、これは外れました(^^;
[1]-[4](アナログ盤でのA面?)では軽快なリズムに乗ってJ.サーマンのバリトンサックスが飛び跳ねます。
もっとアブストラクトな音を想像していましたが、明るく、分かり易く、軽いラテン風味の効いた楽曲はかなりの心地よさかと思います(マイク・オズボーンのアルトサックスとのユニゾンもグッド)。
構成を変えての[5]では、先ほどの軽やかさから一転、バリサクのドシリとした音をフリーキーに響かせます(フリージャズの雰囲気に近いかもしれません)。
[6]ではブラス(tp/flgh)を中心にベースソロも入れ込む抽象的な一曲。
[7]はリズムこそラテン(サンバ)的ですが、10分に及んで繰り広げられるJ.サーマンのバリサクは強烈。
ついでに・・・と言っては何ですが、後半のリズム隊のハッスル度は最高です!(^^;
こうしてみると、[5]-[7]はJ.サーマンの作曲作品なのですね。
前半の明るさ/軽やかさと後半のちょっとアグレッシヴ/アブストラクトな両面どちらも楽しめますが、キーとなっていると思しきはスティアリング・ベタンコートとエロール・フィリップスのドラム&コンガ。
やはりこれだけのドライブ/グルーヴはリズム隊あってのものかと。
収録曲:
1.Obeah Wedding
2.My Pussin'
3.Good Times Will Come Again
4.Carnival
5.Incantation
6.Episode
7.Dance
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