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2005年6月12日

Black Woman / Sonny Sharrock


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:シンプルで力強いタイトル。そしてアルバムの冒頭[1]にソニー・シャーロック(g)が本作に込めた底知れぬパワーを感じることができます。

無論、歌詞の無いシャウト/スクリーミング/ハミング/スキャットが混在するようなリンダ・シャーロックのvoが大きな要素を占めている事は疑いの無いところです。

ラストの[5]はかなり強力。鳥肌モノですよ。

個人的には'60s末を音楽における混沌期と位置づけ、その形(カテゴリや理論)も定かでない中から生まれ出てくる音楽には大変興味を惹かれます。

敢えて粗っぽい言い方をすれば、「黒いアイデンティティ」というエンジンに、「フリー+スピリチュアル」という混合燃料を注入して、一気にアクセルを踏み込んだような・・・

ちょっと作り過ぎた表現ですが(^^;

当時のシーンには、こんなにダイナミズムに溢れた音が出てくる土壌があったのだと思わせてくれます。

時代が良かったという一言で片付けられてしまうのかも知れませんが、後にも先にも、こういったエネルギッシュな時期はもう無いのかもしれませんね。
収録曲
1.Black Woman
2.Peanut
3.Bialero
4.Blind Willy
5.Portrait of Linda in Three Colors, All Black

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