リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:'71年から'73年にかけて、細切れ的に録音された音源をまとめた本作('73年リリース)。
この時期だと、<Black Unity>のような強烈な作品もありますが、本作は同じ強烈さにしても民族的/地域的なものが色濃く出されているように感じます。
その感触が最も強く感じられるのが[1]-[3]としてクレジットされている楽曲。
三部構成の態を成すこの部分([1]-[3])は、この時期におけるファロア・サンダース作品としてもかなり素晴らしいものの1つに挙げられるのではないでしょうか?
何よりも、複数のパーカッションが鳴り響き/重なり合うことで、軽いトランス状態に陥りそうになる様は何ともエスニックな香りとP.サンダースの咆哮するテナーとが見事にリスナーの耳を捉えます。
P.サンダースを聴かない方に無理強いするつもりは毛頭ありませんし、もし、私の立場がアンチ・P.サンダースだったら、そうされる事に抵抗するのは間違いないでしょう(^^;
でも、そうと判りつつも「勿体無いですよぉ・・・」と言ってしまいます(^^;
収録曲:
1.Memories of Lee Morgan
2.Village of the Pharoahs, Pt.1
3.Village of the Pharoahs, Pts.2 & 3
4.Myth
5.Went Like It Came
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