コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2006年7月23日

Jaco Pastrius(邦題:ジャコ・パストリアスの肖像)/ Jaco Pastrius


リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:我が音楽人生における幾つか痛恨のミスの1つは、存命中のジャコ・パストリアスに対して恐ろしい程無関心であった点です。

Weather  Reportというバンドも、そこに彼が居た事も知ってはいましたが、それ以上接近することはありませんでした(まぁ、元来がギター派でしたので)。

自身の音楽的嗜好がロックからジャズ/フュージョン系へとシフトし始めた頃、J.パストリアスはもう居ませんでした。

彼によって塗り替えられ、或いは創造された世界(狭くはベースプレーのレベル、広くは音楽的なレベル)が如何に大きく広かったかは、今なお音源が掘り起こされている事を考えれば自明でしょう。

本作はそのJ.パストリアスのファーストソロ作ですが、ベースプレーに対する驚きは言うに及ばず、音楽的なフィールドの広さにも目を見張るものがあります。

バップをベース一本で解釈した[1]や余りにも美しい[3]など、今なお語り継がれるジャコのプレーが、どれ程他のベースプレーヤーに影響を与えたかは想像に難くありません。

彼が天才だったのか、それとも紙一重の側に居たのかは判りません。

ただ(後年の言動は別にしても)、彼が間違いなく偉大なジャズプレーヤーに「なり得る」事を証明した作品として私は本作を捉えています。
収録曲
1.Donna Lee
2.Come On, Come Over
3.Continuum
4.Kuru/Speak Like a Child
5.Portrait of Tracy
6.Opus Pocus
7.Okonkole y Trompa
8.(Used to Be A) Cha Cha
9.Forgotten Love
10.(Used to Be A) Cha Cha
11.6/4 Jam

0 件のコメント:

コメントを投稿