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2006年12月4日
Push / Bill Evans
リリース:1994年
評価:★★★★
コメント:この人、ビル・エヴァンス(ss、ts、p、key)も晩年のマイルス・デイヴィスを支えた一人として紹介される事が少なくないと思います。
やはり、こういう音楽を作ってくる辺りにその感性の瑞々しさのようなものを感じます。
単に風貌からだけだと、メロウ系スムース・ジャズがテリトリー(?)なのかと思ってしまいますが、本作で全体的に感じられるのは、ちょっぴりスパイスが効いた都会的なサウンド。
都会的・・・などと形容すると、時にイメージされがちな線の細さやムーディーさとは一線を画しており、メロディアスな部分もしっかりあるものの、ここ一番の吹き込みではかなりエキサイティング/エキセントリックなプレーも聴かせてくれます。
時代的なものとして、所謂、ラップ系のビート重視音楽、ファンキーなホーンのアレンジ等、ジャズからもフュージョンからもある程度の距離を保ちつつ面白い音楽を演(や)っています。
[4]辺りの感覚が好きな方は全編を通じて楽しめるんじゃないかと思います。
クリス・ミン・ドーキー(b)やチャック・ローブ(g)といった若手も、マーカス・ミラー(b)、ヴィクター・ベイリー(b)、クリス・カーター(key)といった中堅、フィリップ・セス(key)、マーク・イーガン(b)、ボブ・ジェイムス(p)といったヴェテラン。
更にはロックのコンテキストで知られることが多いブルース・ホーンズビーまで、多彩なゲスト陣も楽しみの一つです。
収録曲:
1.Push
2.Road to Ruin
3.If Only in Your Dreams
4.London House
5.Nightwing
6.Stand up and Do Something
7.The Hobo
8.You Gotta Believe
9.Life Is Dangerous
10.U R What U Hear
11.A Simple Life
12.Matter of Time
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