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2006年12月17日

Bluestreak / Tom Scott and the L.A. Express


リリース:1996年
評価:★★★★
コメント:トム・スコット(ts、ss、fl、etc.)の作品を聴いたのは'81年のライブアルバム<Apple Juice>の辺りまで。

且つ、それまでの作品を全て網羅的に聴いていた訳でもありませんので、本作に至るまで、即ち、'80s初期から'90s中期頃までどのようなスタイルでの活動を続けていたのかはよく知りません。
ただ、20年以上も前に優れたプレーヤー達と結成したL.A. Expressの名義をここに来て冠にしたのは、そのようにしたくなる何かがあったのかも知れません。

時代は移り変わり、'70s中後期に見られたフュージョンシーン活況は既に無く、彼がその事を一つのキッカケとして本作に何かを込めたのかも知れません。

L.A. Expressを表明した'74年作に収録されていた[7]や'75年の<Tom Cat>に収められていた[3](ジョニ・ミッチェルがvo担当してませんでしたっけ)などを再演する辺りに何となくそんな事を考えていたんじゃないかなぁ、という気がしてなりません。

ともあれ、本作に収められている楽曲全体の感触は決して流行のスムース・ジャズ的なものとは異なり、流石に昔取った杵柄(?)と思わせるT.スコット節がよく表われたフュージョン作品になっていると思います。

完全にオリジナル面子での復活ではありませんが、それでもジョー・サンプル(p)はその頃のメンバーですし、ロベン・フォード(g)も<Tom Cat>からは参加していましたしね(^^;
収録曲
1.Tom Cat
2.Gotta Give It Up
3.Love Poem
4.Midtown Rush
5.Only You
6.Maybe It's Over
7.Sneakin' in the Back
8.Dirty Old Man
9.Bluestreak
10.In Your Eyes

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