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2007年4月7日
Another Green World / Brian Eno
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:この人、ブライアン・イーノ(p、key、synth、g etc..)も名前だけは存じ上げていたのですが、これまで着目してその作品を聴いたことの無いアーティストの一人でした。
敢えて本作を入手した目的という程のものは無いのですが、所謂、ロック的な楽曲から環境音楽的なそれへと作風をシフトして行く過渡期と言われている時期の代表的な一枚という事を聞いたことに由来します。
当然ながら、「環境音楽」という言葉が先行してしまい、その音を聴くまでは「ダメかもしれないなぁ…」と弱気な対峙姿勢でしたが、ボーカル入りの比較的ポップな感触の楽曲もあり、また、てっきりアヴァンギャルドな音なのかと思っていた点も(いい意味で)違っていました。
尤も、本作の製作に当っては「偶発性」、「非計画性」を重視した楽曲作りを推し進めたそうで、各奏者には「これだけの時間の間にこのような音を出せ」といった最低ラインの要求だけを出しておき、後にこれらのトラックを併せて曲に仕上げるという手法だったのだとか。
その真意にリスナーが追随するのはちょっと厳しいのかも知れませんが、それはそれでB.イーノのエポックな面が非常に明確に出ていると捉えるだけでも十分かも知れません。
正確には異なるものの、あのジャコ・パストリアスもその作品<Word of Mouth>('81年)において、各ソロ奏者にはベースのラインだけ聴かせ、それを最終的にミックスして曲に仕上げるという事をやっていますが、やはり、何処か違う人のやることは奥が深いですね(笑)
フィル・コリンズ(ds)、ロバート・フリップ(g)、パーシー・ジョーンズ(b)など、やはり技術的にも上記の様なコンセプトに理解を示し、且つ、これに追随できるツワモノが参加しています。
収録曲:
1.Sky Saw
2.Over Fire Island
3.St. Elmo's Fire
4.In Dark Trees
5.The Big Ship
6.I'll Come Running
7.Another Green World
8.Sombre Reptiles
9.Little Fishes
10.Golden Hours
11.Becalmed
12.Zawinul/Lava
13.Everything Merges with the Night
14.Spirits Drifting
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