評価：★★★★
コメント：多くのロック・ファンが言うように、ヴァン・モリソンは間違いなくトップ・クラスのソングライターであり、シンガーでもあると思います。
偉そうな事を言いつつも、私自身はほんの数年前まで少しもこの人の音楽を知りませんでした。かろうじてその名前だけは知っていたものの、ジャンルや特定アーティストへの指向性が強かったのが災いしました。
一念発起（？）して聴いてみた'71年作の＜Tupelo Honey＞が甚く気に入り、ようやくこの作品にも到達することができました。
[1]が流れ出すや否や、その独特の楽曲観、Ｒ＆Ｂ色が強いと言えば強いのでしょうが、土着的/アーシーな感じよりも、どこか乾いていて、独特の影を感じる。
ひょっとしたら、ジャズの要素も結構な割合で混入されてるのかもしれません。
そんなV.モリソン特有の世界観が非常に耳に馴染むものでした。
考えて見れば、この方はアイリッシュなのですね。
何時もぶらりと立ち寄るロック・バー。
くすんだ木の扉を開けると、この人の曲が流れ出てくる…そんなシュチュエーションを想像しながら聴くと、これまた雰囲気がでます(^^;
収録曲：
1.And It Stoned Me
2.Moondance
3.Crazy Love
4.Caravan
5.Into the Mystic
6.Come Running
7.These Dreams of You
8.Brand New Day
9.Everyone
10.Glad Tidings
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