評価：★★★
コメント：'88年の米映画＜カクテル＞のサウンドトラックに[1]が採用され、ジャズカテゴリーのアーティストとしては何十年振りかに全米＃１ヒットを獲得した事で、一般的な認知度は急激に上昇したボビー・マクファーリン。
本作は同年にリリースされている彼の６作目になります。
メロディは元より、ベース部やフィルインなど全てを肉声で構成する作風は本作で始まったものではありませんが、これまで少々マニアックな域を出なかったのも事実ではなかったでしょうか？
それが[1]のお陰で(?)メジャー・ブレイクを果たすことになったのは正にラッキー(^^;
ジャズにカテゴライズされるとは言え、本作でも[3]（ビートルズ作品）、[5]（ラスカルズ作品）、[7]（クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルやローリング・ストーンズのカヴァーで有名）、[10]（クリーム作品）といったロック、ポップス畑からの素材を多く料理している点は、ある意味、メジャーシーンを多少は意識した作品にしたかったのかも知れません。
[9]はバディー・マイルス作品ですか…ちょっとマニアックですかね(^^;
それでも、そのポップさ加減が「過ぎる」と思われる方、または「もっと驚異のvoパフォーマンスを聴きたい」と思われる方は、少し前の作品の方がよいかも知れません。
収録曲：
1.Don't Worry, Be Happy
2.All I Want
3.Drive My Car
4.Simple Pleasures
5.Good Lovin'
6.Come to Me
7.Susie-Q
8.Drive
9.Them Changes
10.Sunshine of Your Love
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