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2009年4月26日
Three Hearts in the Happy Ending Machine(邦題:ドリームタイム)/ Daryl Hall
リリース:1986年
評価:★★★★
コメント:ホール&オーツとして持てる力の総てをつぎ込んだかのようなアルバム<Big Bam Boom>をリリースし、勿論、誰もが期待したようにそこからのシングルヒットも生まれましたが、チームとしてのホール&オーツはある意味での煮詰まりを感じたのかもしれません。
ダリル・ホールがソロ2作目としてリリースした本作では、共同プロデュースにデイヴ・スチュワート(ユーリズミックス)およびホール&オーツ・バンドでも活躍したトム"T-BORN"ウォークを迎え、従来のホール&オーツの延長だけではない作品に仕上げていると思います。
後年のソロ3作目、4作目ではかなり大人びた雰囲気で勝負したD.ホールですが、ここではまだ実験的な雰囲気も含めつつ、それでも心底楽しんでソロ作品を仕上げたのではなかったでしょうか。
ちょっとオールドファッションな進行ながらもダンサブルでシングルヒットした[1]を始め、やはりD.ホールの雰囲気にピタリとはまる[4](確かに、[Everytime You Go Away]の匂いも感じます)、なにやら'60sロックの雰囲気が溢れる[9]などなど。
多分、プロデュースに関わったD.スチュワート辺りのさじ加減もあったのでしょうが、それにしてもD.ホールの持つ豊かなセンスのようなものを感じられる作品かと思います。
閑話:
日本盤タイトルは<ドリームタイム>ですが、オリジナルのアルバムタイトルは<Three Hearts in the Happy Ending Machine>。
これも'60sのロック・バンド名もしくはアルバム・タイトルっぽい感じを受けます(^^;
収録曲:
1.Dreamtime
2.Only a Vision
3.I Wasn't Born Yesterday
4.Someone Like You
5.Next Step
6.For You
7.Foolish Pride
8.Right as Rain
9.Let It Out
10.What's Gonna Happen to Us
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