コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2007年6月3日

Space Oddity(邦題:スペース・オディティ)/ David Bowie


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:クィーンやジョン・レノンとのコラボ、ミック・ジャガーとのコラボ...取り分け、イメージの一新と<Let's Dance>('83年作)のヒットによってデヴィッド・ボウイのイメージを作ってしまった小生としては、
それこそ'70s中期のグラムロックの雄としての彼のイメージも、更に遡ること'60s末期~'70s初期にかけてのアーティスティックなフォークといった感触にも触れることなくここまで来てしまいました。

無論、D.ボウイのベストものは以前に聴いたことがあったのですが、やはり耳の行き場は'80sに近しい所が中心となり、今になって思えばベストをベストとして扱っていなかったような気がします(^^;

最近、反省と勉強(?)を兼ねてこの作品(オリジナルは'69年作。'72年にタイトルを変えて再リリース)に手を出してみました。

先のベスト盤でも聴いてはいたのですが、当時のアポロ計画や「2001年宇宙の旅」といった宇宙に対する社会の熱い関心ではなく、それを裏から冷静に見据えたような第三者的な冷え冷えとした視点が見事に表現されている[1]は何度もリプレイしております。

トータルアルバム/コンセプトアルバムと言うまでには首尾一貫したテーマは意識できないとは思いますが、[1]を始めとしてちょっと残酷なファンタジー、非常にうっすらとではありますが「狂気」のようなものを匂わせる歌詞に、D.ボウイの(曲作りの上での)美しさを見る思いがします。

ほぼ40年になろうかと言うミュージックシーンでの活動を通じて、病める時もそうでない時も、変わり続ける事を義務付けられた(または自身の強迫観念?)D.ボウイというアーティストのプリミティブ
を押えるにはやはり必要な作品かと思います。
収録曲
1.Space Oddity
2.Unwashed and Somewhat Slightly Dazed
3.(Don't Sit Down)
4.Letter to Hermione
5.Cygnet Committee
6.Janine
7.An Occasional Dream
8.Wild Eyed Boy from Freecloud
9.God Knows I'm Good
10.Memory of a Free Festival

0 件のコメント:

コメントを投稿