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2007年6月21日
Taking Tiger Mountain / Brian Eno
リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:先ずはジャケットから漂うアーティスティックな側面。
無論、音を聴けばさらにその「どこか飛んじゃってる」感覚や、やたらポップな耳ざわりであるにも関わらず「そこはかとなくクレイジーな(と言うか、ノイズ系の)風合いも封じ込められている。
ブライアン・イーノという名前だけで(ロキシーミュージック在籍時はともかく)「アヴァンギャルドで尖った人」というイメージが湧き起こります。
多分に'80sから環境音楽的な色を強く出してきたという耳年増的な情報に大きく騙されている(?)だけなのかも知れませんが。
ともあれ、先に聴いた<Another Green World>('78年)が上記の考え方を改めさせてくれたこともあり、次にと言う事で本作('74年作)に手を出した次第です。
先にも触れましたが、特異といえば非常に特異な感触を聴く側にはそれ程強く意識させることなく「聴かせてしまう」辺りが、この人の才なのだと思います。
東洋の舞踊団を撮ったスチール写真にインスパイアされて作成されたらしい本作。
確かにそんな雰囲気はあちらこちらに(巧い具合に)まとめられています。
兎に角、変な(と言いますか、ユニークな)この楽曲は、(B.イーノに対する)私自身の固定概念をきっちりと壊してくれた意味でも面白いものでした。
それにしてもこの微妙なズレ加減と言いますか、何とも形容するに困る作品内容(注:内容がなってない、という意味ではないです)、軽いヒステリックを覚えそうな稀有な作品だと思います。
この辺り、流石に知性派ロックの代表として位置づけられるだけの人物であると思わせます。
いやはや、脱帽モノです。
収録曲:
1. Burning Airlines Give You So Much More
2. Back In Judy's Jungle
3. Fat Lady Of Limbourg
4. Mother Whale Eyeless
5. The Great Pretender
6. Third Uncle
7. Put A Straw Under Baby
8. The True Wheel
9. China My China
10. Taking Tiger Mountain
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