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2007年6月30日

The Creator Has a Master Plan / Pharoah Sanders


リリース:2003年
評価:★★★
コメント:このタイトルで手を出したファンの方も多いのではないでしょうか?

'69年の問題作<Karma>に収められていた一曲で、今もなおある意味ファロア・サンダースのアーティスティックな部分を象徴する代表曲である[The Creator Has a Master Plan]。

当然ながら、本作にもそんな雰囲気があるのかと思いきや・・・

2003年4月のブルー・ノート公演でP.サンダースが演じたのは、非常に落ち着き払った如何にもジャズクラブ的なムードの漂う作品。

[4]などは最たるものかと思います。

勿論、それが悪い訳ではなく、氏がこの歳になって思うことを表現したのであれば、それは頷くしかないと思います。

とは言え、私の様にジョン・コルトレーンを知らずにP.サンダースを知ったような輩には、やはり「あの」P.サンダースであって欲しいと思っています。

[5]は先述の問題曲(^^;なのですが、私個人としてはあまりピンと来ませんでした。

オリジナルの余りにも強力なイメージが強いせいかも知れません。

寧ろ、正面からJ.コルトレーンに対峙するような[6]の美しさと激しさの方に共感を覚えます。

同じアーティストとは言え、活動期間が長いと、「ある時期」のモノは手放しで受け入れられるのですが、また別の時期にのモノになるとサッパリ良さが判らなかったり・・・

とかくファンとしての耳が中々成長しないのが私の悩みです。
収録曲
1.I Want to Talk About You
2.Moon Rays
3.Tokyo Blues
4.Greatest Love of All
5.The Creator Has a Master Plan
6.Welcome
7.Tina
8.It's Easy to Remember

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