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2014年3月2日

Leon Russell and the Shelter People / Leon Russell

リリース:1971年
コメント:さてさてレオン・ラッセルのソロ2作目です。

本作に収録されている[5]が、前回レビューでも少し触れましたシェルター・レコードのコンピ盤に収録されていたL.ラッセル楽曲の1つでした。

いわゆるスワンプ・ロックの追い風(言わずもが、自らもその「起風者」の一人ではありますが)を受け、メジャーにも扱われだしたL.ラッセル。

前作リリースとほぼ時を同じくして、例のジョー・コッカーの米ツアーにおける大きな役割を演じた事も大きくプラス要素となった事は間違いないとことでしょうし、これを経た後にリリースされた本作は、シェルター・レコード期における録音においても、ファン内で1、2を争う人気作というのが定評のようです。

J.コッカーのバックバンドとしての「イングリッシュメン&マッド・ドッグズ」はこれをたたんで、ここでは新たに「シェルター・ピープル」というバンド面子での作品製作になっています。

ただ作品全体ではこれとは異なる面子でのセッション作品も収録されており、それぞれ「タルサ・トップス」-[3]、「マッスルショウルズ・スワンパーズ」-[5] & [9]、そして「フレンズ・イン・イングランド」-[6] & [11]、名義での収録となっています。

シェルター...はイングリッシュメン&マッド・ドッグズにも参加していた、L.ラッセルとは以前からの付き合いのあるメンバーを中心に、タルサ…は先のJ.コッカーのツアーを終えた後に、ボブ・ディラン作品の収録のために形成した面子で、シェルター...の幾人かに加えてジェシ・デイヴィスが参加しています。

マッスル…は言わずもがなサザン・ソウルの名作を数多く送り出した名門スタジオのプレーヤーとのセッション、そしてフレンズ…は、実質、デレク&ザ・ドミノスのメンバーとのセッション(諸事情でクレジットは無いようですが、エリック・クラプトンもプレーしているとの事)。

枯れた土っぽさ/埃っぽさがいい感じな[5]、甘くない野郎バラッド(笑)な[7]が個人的にはピカイチ、でしょうかね。

その[7]はL.ラッセルのp弾き語り&ストリングアレンジはニック・デ・カロです。
#先のJ.コッカー米ツアーのドキュメンタリー映画ではサントラに使われたようです。

曲内でのテンポアップ&ダウンを繰り返しながらインディアな雰囲気の漂う[11]...って、これはジョージ・ハリソン楽曲ですね。

また、[3]、[8]そして[12]-[14]がB.ディラン作品という「どんだけ好っきゃねん!」とツッコミを入れたくなる程ですが、単に一方通行の片思い(笑)に終わった訳ではなく、[3]/[13]のカップリングを聴いたB.ディラン自身が気に入り、その後'71年3月に競演(シングル[Watching the River Flow]がそうなのだとか)を果たしたとの事、めでたしめでたし。

ライナーでは「時代の勢いにのっていたという点で、この2ndと3rdを名盤に推す云々」とあります。

無論、それ以外にも良作・秀作はあると思いますが、小生もまだ3枚しか手元にない(しかも1st、2nd、3rd(笑)ので、何れ、この辺りもゆっくり追いかけようかとも思っています。

って、この流れからは(十分想定の範囲に収まると思いますが(笑)、J.コッカー作品(1st、2nd、3rd)は既に手元にあったりします(あ〜あ、白状してしもた(^^;)

P.S.
オリジナルリリース時は全11曲で、[12]-[14]は本紙ジャケ盤(リイシュー?)でのボーナストラックのようでです。
収録曲
1. Stranger in a Strange Land
2. Of Thee I Sing
3. A Hard Rain's A-Gonna Fall
4. Crystal Closet Queen
5. Home Sweet Oklahoma
6. Alcatraz
7. The Ballad of Mad Dogs and Englishmen
8. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry
9. She Smiles Like a River
10. Sweet Emily
11. Beware of Darkness
12. It's All over Now, Baby Blue
13. Love Minus Zero/No Limit
14. She Belongs to Me

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