リリース:1983年
コメント:久しぶりに「純フュージョン」(んな言葉あるのかい?(^^;)でも聴くかなぁと思い立ち、レコード棚をゴソゴソしたら、これが出てきました(うわぁ〜これもいつ仕入れたか判らん(汗)
一度くらいは針を落としたはずですが、未レビューであるところをみると初見時はあまりピンと来なかったモノだったか...ともあれ、そのまま棚に押し戻すのも忍びないので(爆)
Koinoniaは気の合うセッション/スタジオ・ミュージシャン同士が集って形成されていたバンドで、中心人物の1人は間違いなくエイブラム・ラボリエル(b)その人。
#で、もう一人は(ライナーによると)ディーン・パークス(g)でしょうかね。
いつか本ブログで書いたかもしれませんが、マイ・フェイバリット・ベーシストはアンソニー・ジャクソンとA.ラボリエル、次点はマーク・イーガンとかいろいろ(^^;
判官びいきではないのですが、A.ラボリエルは小さいころに左手指にハンデを負うことになったのですが、バークレー音楽院まで出て後に様々な有名/ビッグアーティストの録音に参加してきた事からも、個人的には非常に好感を持ち続けているベーシストです。
因みにその他のバンド面子にはアレックス・アクーニャ(ds/perc.)、ハドリー・ハックスミス(g)、ビル・マクスウェル(dr/perc.)、ジョン・フィリップス(sax)、ハーレン・ロジャーズ(key)といった名前がクレジットされています。
自身の勉強不足もありますが、知った名前はA.アクーニャ程度ですが…(言わずもがな、ウェザーリポートで活躍していたましたね)。
まぁ、そのスジでは何れ劣らぬ有名どころであり、それがそのままミュージシャンとしての評価、腕の確かさのようなものですから、ここに集ってきた面子が悪かろう訳はないでしょう。
意識されたものか否かはわかりませんが、前半(A面)は西海岸のカラリとした典型的なリラックス型フュージョンサウンドで、所謂、テクニカルな部分をバリバリと前に押し出してくるモノではありません。
対して後半はのっけからA.ラボリエルのミディアム・テンポでファンキーなスラッピングベースが入り、これに軽い男性コーラスが絡んで、ダンサブルな仕上がり。
それ以降(後半は)全体的にどことなくアーバンな匂いも感じられる楽曲になっています。
ビーチチェアにでも横になって、パラソルのシェードにいながらビーチの心地よい喧騒と波音がじゃまにならない程度に聴こえる、そんなシチューエーションが前半、日も陰ってきてそろそろ海岸線にそったハイウェイを家路に向かって行くか...ってなシチューエーションが後半...みたいな(^^; いずれもバッチリとはまりそうな感じです。
閑話:
”Thanks”のクレジットにラリー・カールトンの名前が入っている経緯は判りかねますが、流石にセッションマンらしく、西海岸フュージョンの巣窟であるBaked Potatoをクレジットに入れているのは何とも粋です(^^;
収録曲:
A-1. More Than A Feelin'
A-2. Rescue
A-3. Graceful
A-4. Cuando
A-5. Divina
B-1. Give Your Love
B-2. Valentine
B-3. Funky Bumpkins
B-4. On My Way Home
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