リリース:1970年
コメント:幸運にも某所の500円棚に本作の背表紙を見つけ思わず入手しました。ただ惜しむらくは、パッケージが小生の嫌いな紙ジャケだった事…って、この際そんな事には目をつぶりますよ(^^;
キンクリの3作目にあたる本作、流れからすると前作<In The Wake Of Poseidon>の次作ですから何となく覇気に欠けるあの流れなのかなぁと思っていたのですが、豈図らんや、弟図るや(^^; 小生好きですよ、この感触!
1作目である<In The Court Of The King Crimson>の流れを踏襲しようとしいるものの諸事情(バンド内事情その他)から生煮え状態だった<In The Wake…>に比べれば、構成、楽曲、表現と、どれをとっても前作より断然イイ、とキンクリ素人には思えるのですが、貴兄はどのように思われますか?
添付されていたライナーノートを斜め読みしたのですが、前作でメンバーに名を連ねたキース・ティペットという御仁がキーマンであるとか。
#しっかり読みたいのですが、CDに付いているライナーを裸眼で
#読むのはかなり厳しい(T_T) 老眼鏡、そろそろ必要かなぁ…(切実)
英ジャズ界では有名な方らしく、オーネット・コールマンが主導したロジック(ってことはハーモロディック理論か)辺りに強く共感したとも書いてありましたが、何れにせよ、そういう部分にピンっとくる人は変な人である率は高いという事です(言うまでもなく褒め言葉です)。
本作では客演扱いではありますが、単に鍵盤担当という以上にアイデアやジャズ的なアプローチ、しかもO.コールマン的な発想のそれもキンクリに注入したのでしょうか。
そう言えば<Islands>を視聴した時は、もっとジャズ度が進んでいたような気がしますねぇ...なる程、ここからまたキンクリの新たな展開が始まった、って事なのですね。
ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォードを迎えた黄金期の音とも違う、大仰でありながらも、どこか神秘的と言いますかファンタジーな要素も入れつつ幼稚にはならない。
こういう音作り、ファーストと近しいモノを感じました…いいですねぇ…小生的には(^^;
でも、商的には<In the Wake...>の方が遥かにイイ成績とっているとか…ま、売れるモノ=イイものとは限らないってことで(^^;
収録曲:
1.Cirkus (Including Entry of the Chameleons)
2.Indoor Games
3.Happy Family
4.Lady of The Dancing Water
5.Lizard:
a) Prince Rupert Awakes
b) Bolero - the Peacock's Tale
c) The Battle of Glass Tears
i) Dawn Song
ii) Last Skirmish
iii) Prince Rupert's Lament
d) Big Top
こんにちは。
返信削除とうとうKCの魔力に開眼したようですね(笑)
KCの活動期のうちでもLiazrd~Island辺りに
惚れ込むのはKC上級者です。
このアルバムはバンドメンバーが揃わなかったため
キース・ティペットはじめイエスのジョン・アンダーソン
とかゲスト協力で制作したフリップ翁の
ソロプロジェクト的な内容でもあるため、
KCの作品群の中でも特に異質な内容です。
さてご記述のように作品のキーマンは
キース・ティペットさんなんですが、興味沸きますよね?
フリップ翁プロデュースでBLUEPRINTという
ソロ作品がリリースされるのですが、これがですね
非常に難解な内容で、私的には100年かかっても
良さが分からないと諦めてますが、
一応KCファンは絶賛していますので、
ご紹介しておきます。
ちなみにティペットの奥さんはブライアン・オーガー&
ザ・トニリティでジュリー・ドリスコールの名で
歌姫として活躍していたJULIE TIPPETTSさんです。
(旦那さんが全面的に協力したSUNSET GLOWは
お勧めです)
コメント、ありがとうございます。
削除>非常に難解な内容で、私的には100年かかっても
>良さが分からないと諦めてますが、
いやぁ〜、師匠の書きっぷりの方に興味が湧きます(^^;
フリー/アヴァン(ジャズ)的なのか、アンビエント系
なのか、はたまた…何れ楽しみに取っておきます。
キンクリも(スタジオ盤として)いよいよ三頭政治
(フリップ翁、J.ウェットン、ビルブラ)時代へ突入(^^;
<太陽と…>のみ先行視聴済みですが、さてさて
小生の「四十路から始めるキンクリ道」は
どのように展開しますことやら(照)