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2014年4月5日

In through The Out Door / Led Zeppelin

リリース:1979年
コメント:成る程、言われるまで気が付きませんでしたが、前作<Presence>からは3年の時間が空いているのですね。
デビュー盤以降、長くとも2年で作品を出し続けて来たZEPPが疲れたのかと思いきや、ロバート・プラントの身の上に不幸があったが故だったのですねぇ…

#愛息カラックがウィルス性の病にて'77年7月に急逝。

ミュージシャンだから殊更という事ではなく、その辺りは人それぞれなのでしょうが、どん底からの這い上がりに要した時間、ブランクを埋めるためのリハビリを経て作成されたのが本作。

で、これまた一聴のもとに「むぅ〜っ」と唸ってしまうのは、その様変わりしたZEPP音楽について…と書いてしまうのは多くの方と同じではあります。

一言で「軽くなったなぁ」と言ってしまうのも違う様な気がしますが、楽曲の多くに電子(シンセ)音が舞っており、これまでも少なからずオーソドックスなハードロックではなかったものの、正直、音だけではない「重み」がかなり希薄になってしまった感はありありと感じます。

一つにはコンポーズの主導権がジョン・ポール・ジョーンズ(b、key)に移っている事があり、また、そのようになった要因の1つにはジミー・ペイジの(コンポーズもgの腕も?)絶不調に陥っていた事が挙げられるのだそうです。

小生は<Phisycal Graffiti>前作辺りから顕著に感じられるようになったJ.P.ジョーンズの多才な面は決して嫌いでも何でもないのですが、ここまで作品(≒ZEPP観)を大きく揺るがす(笑)事になってくるとは驚きです。

ただ「もしも、この作品で小生がZEPPと邂逅していたら…」と想像すると、<Phisycal Graffiti>での邂逅を想定した場合よりも親近感は高かった(必然、そこから他作へのリーチ具合も早かった)かもと思ったりします。

言わずもがな、小生の洋楽耳は'80sのソレで形成されたといっても過言ではありませんから(^^;、ここにある音がこれまでのZEPP音よりは明らかに近しいですからね。

尤も、本作のリリースが'70s末('79年)ですから、やれパンクだ、ディスコだ、と'80sの狂乱時代へ向かってのメインストーリームな音楽潮流へのZEPPなりの舵の切り方を見せてくれたのかも知れませんね。
収録曲
1. In The Evening
2. South Bound Saurez
3. Fool In The Rain
4. Hot Dog
5. Carouselambra
6. All My Love
7. I'm Gonna Crawl

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