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2014年4月19日

Extra Texture (Read All About It)(邦題:ジョージ・ハリスン帝国)/ George Harrison

リリース:1975年
コメント:先日、久し振りに手持ちであったジョージ・ハリソン作品<Cloud Nine>を聴いてみた&レビュー済みではありますが、良く判ったことの1つは、やっぱりジェフ・リン臭って強いなぁ...って(笑)

消臭作業...なんて書くと方々からバッシングを受けるかも知れませんが、まぁ、そう大した意味ではなく、このごろおサボリが続いていたG.ハリソン作品にもちょっとは意識を向けないとなぁと思った次第です。

そんなこんなで、ちょっと入手が滞っていた自身にムチを (-_-)/~~ピシーッ と入れまして、積極的に入手するかなぁと会社帰りに中古屋へ寄り道したところ、上手い具合に本作が安値でありました(で、ちょっと視聴順位を上げてのレビューです(^^;)。

いつぞやか師匠ページの同作品レビューを拝見した際に、その鍵盤奏者の贅沢な注ぎ込みっぷりに「こらぁ、聴かなあかんなぁ」と強く思い立ったものの、結局入手は今の今、トホホ...いやいや、まだ挽回は可能!って、事で気を取り直して?本作と対峙してみました。

作品背景はCDライナーにも簡単に書かれていましたが、要は、ビートルズ消失後最も早く成功したと言われたG.ハリソンが、本作に先立つ'74年暮れの全米ツアーを酷評された事(直前に喉を痛めた事による声のひどさ、前座に登用したラヴィ・シャンカールの無用に長いパフォーマンスetc)もあり、まさに勢いを失いかけていた事へのカウンターとして本作を繰り出した事は想像に難くありません。

人脈の広さ(人望の厚さ?)もあり、米(L.A.)録音で挑んだ本作にはレオン・ラッセル、ビリー・プレストン、ジェシー・デイヴィス、ゲイリー・ライト、トム・スコット等L.A.人脈が幅を利かせています。

加えて、ニッキー・ホプキンス、ジム・ケルトナー、そしてAORファン、アメリカン(西海岸)ニューロックファンの方お待たせ致しました(笑)デヴィッド・フォスターその人も参加しています。

#基本的にはプレーヤーロールがメインで、少しアレンジにも協力しているようです。
ちょっと小生の持つG.ハリソン像にし対しては明るすぎる[1]にちょっと違和感を覚えましたが原因はこれもライナーに書いてありました。

何でも元キーがG.ハリソンのそれよりも高かったので、録音時には再生速度を落としてキーを合わせ、ミックス時に元に戻したため、結果としてG.ハリソンの声が高くなっているのだとか。

ベストトラックを揚げるのはなかなか難しいところではありますが、楽曲の雰囲気だと[4]、短い乍らもイイ歌詞だなぁと思わせてくれた[2]でしょうかねぇ。

[9]はちょっと暗いか(^^;(まぁ、結婚生活の破綻を下地にしたらしい悲しいバラッドなので致し方無し?)

なんだかんだ言いつつも、小生にとっては非常に納得のいく/聴き心地のいい作品でした。幸い、CDスリーヴには曲毎に演奏者のクレジットがありましたので、「さて、誰がどの曲で鍵盤を叩いているのかなぁ」というのを確認しつつ、耳で追いつつの視聴という点でも楽しめました。
収録曲
1. You
2. The Answer's At The End
3. This Guitar (Can't Keep From Crying)
4. Ooh Baby (You Know That I Love You)
5. World Of Stone
6. A Bit More Of You
7. Can't Stop Thinking About You
8. Tired Of Midnight Blue
9. Grey Cloudy Lies
10. His Name Is Legs (Ladies & Gentlemen)

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