リリース:1974年
コメント:黄金期の誉高いキンクリ三頭体制時代(実際には主導権はロバート・フリップその人にあったのでしょうが)の一作。
毎度、意味深長な?アルバムタイトルですが、本作のそれはウェールズの詩人ディラン・トーマスという方の作品にある一節から借用したものらしいです。
It's spring, moonless night in the small town, STARLESS AND BIBLE BLACK, the cobblestreets silent and the hunched…でもまあ、よくこんなところ(って言っては失礼でしょうが)から引っ張ってきたものですね。
ミュージシャンって結構文学青年気質があるのかし知らん?
もとい。肝心な音の方ですが、前作<Larks' Tongues in Aspic>を聴いた時の印象よりも...いや、こっちの方が断然イイんでねーか?と強く思う訳です。
えっ?何にやられたかって?そりゃもう初っ端の[1]の入り方ですよ。このテンションでの切り込み方ってとても素敵っす!
この高速ユニゾンで久しぶりに気持ち良くさせて頂きました(1stでも[21 Century Schizoid Man]のソロパート近辺でユニゾってますよね、あれです、あの感覚が忘れられず…(笑)
で只今におきましては、♪シ〜ガレッ、アイスクリ〜ム♪って耳の奥で小さなジョン・ウェットンが繰り返し歌っていますわ(爆)
何でしょうかねぇ〜、J.ウェットンが歌っているから云々ではないのですが、'80sのエイジアにおける彼の姿がオンタイムであったため、甘くない?歌い方のそれに接すると改めて良さがわかりますねぇ(更に言えば、結構ベースも弾けている?![3]とかかなりブリブリですよ)
もう一つ自分でも不思議なのが、例えば[7]とかの非歌モノについて、これまでなら正直聴きづらいカテゴリではあったのですが、どうも本作に収められているそれらについては、そうした気が起こらないんですよね〜。
兎にも角にも[1]と[4]は強烈に惹かれますねぇ〜...で、それぞれのタイトルを冠したアルバムが存在するという事は某師匠ページで確認済み...って、ライブテイクからスタジオ盤こさえてたの、この時期のキンクリって。
”Listen to this, 目賀葵”ってキンクリから言われているような気がしてきた今日この頃(んな訳はないが)、キンクリの森はいよいよ深く、でもまぁ、迷っても死ぬこたぁないだろうし。
嗚呼、中古屋に行くと最近は[K]のラベルか[プログレッシブ]のラベルに直行してしまう私って(^^;
それよりも何よりも、King Crimsonだけでレビュー数が10作品を越えたのは我ながら驚愕(爆)
収録曲:
1. The Great Deceiver
2. Lament
3. We'll Let You Know
4. The Night Watch
5. Trio
6. The Mincer
7. Starless And Bible Black
8. Fracture
こんにちは。
返信削除どちらかというと爽やか系専門の目賀葵さんが
暗黒のKC世界にどっぷり漬かっていく様に
お慶び申しあげます(笑)
この頃のフリップ翁は中島知子状態で
魔女ワリ・エルムラークに洗脳され
黒魔術にはまっていた時期なので、
歌詞もおのずとこんな感じになるのかなと。
ライヴ音源ベースの本作がジャストミートでしたら
この時期のライヴ盤はどれもOKだと思いますが
無難なところで本作に多く使用されている
アムステルダム音源(night watch)がよろしいかと。
>迷っても死ぬこたぁないだろうし
ZEPPとKCのブートが人気なのは日によって
演奏の印象が異なることに他ならずそこの目をつけた
銭ゲバ、フリップ翁の怒涛のアーカイヴ攻撃に
多くのKC信者はある意味死にました・・・
コメント、ありがとうございます。
削除ここまでたどり着くと、これまで頑なに
「キンクリ1st至上主義」を掲げていたのが
何やら小っ恥ずかしい気にもなってきました(^^;
いやはや、スタジオ盤(ここでは大手レーベルの
名の下に出される、よくディスコグラフィに列記される
ような作品の意)は兎も角として、
既に<Ladies of the Load>とか<Absent Lovers>とか、
いわば傍系?作品にも手を(耳を(^^;)染めているこの事態に、
暗黒の力を思い知らされておりますm(_ _)m
師匠ページも拝見しましたが、<Night Watch>も
各所で非常に評価がイイですね。
<Red>と共に、入手プライオリティはHighにセット
しました(笑)
>>迷っても死ぬこたぁないだろうし
>ZEPPとKCのブートが人気なのは日によって
>演奏の印象が異なることに他ならずそこの目をつけた
>銭ゲバ、フリップ翁の怒涛のアーカイヴ攻撃に
>多くのKC信者はある意味死にました・・・
これは軽率な発言でした(笑)そしてご愁傷様です m(_ _)m
小生にはしっかり道標(師匠ページ)があるので、
重傷を負ったとしても命に別条はない態で行けそうです(爆)