リリース:1984年
コメント:ゲルニカ/ヤプーズといったグループ名義を伴う活動を経て、戸川純のソロ名義でリリースされた1作目。
先行してベスト盤を視聴しているので、当然ながら既知の曲もありますが、'84年という時期を意識してここに収録されている曲をまとめて聴くと、やっぱり面白い事やってたんだなぁと。
個人的には、歌謡曲(邦楽)の視聴がほぼゼロに近づいていた時代でしたので、彼女がどの程度マスメディアに登場していたのか記憶もありませんが、何故か以前からタイトル曲(B-1)だけは耳の奥に残っており...って事は、それなりに流行ったのか!?
もとい、ベスト盤<ツイン・ベリー・ベスト・コレクション>で初めて対峙した事もあって、個別の作品を攻める事には貪欲さを欠いていたかも知れないと思い、安値で放出されてたアナログを入手しました。
既に<裏玉姫>も聴いている事もあってか、スタジオ盤である本作が少し大人しく聴こえてしまうのは致し方ないところでしょうか。
そのイメージを大きく変えているのがB-4であろうことは間違いないかなと思います。
本作ではメロディの原曲(パッヘルベル作のカノン)であるクラシックな柔らかな歌いになっていますが、<裏玉姫>ではご承知のようにギターを掻き鳴らすパンク調にアレンジされています。
先にパンク調アレンジを耳にしている手前、どうしても本作のそれに物足りなさのようなものを感じてしまいます。
う〜む...この聴き方がもし逆転していても同じことを思ったでしょうかねぇ...興味深いです。
収録曲:
A-1. 怒涛の恋愛
A-2. 諦念プシガンガ
A-3. 昆虫軍
A-4. 憂悶の戯画
A-5. 隣のインド人
B-1. 玉姫様
B-2. 森の人々
B-3. 踊れない
B-4. 蛹化の女
0 件のコメント:
コメントを投稿