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2015年10月29日

シンパイスナ、アンシンスナ / 上田正樹とサウストゥサウス

リリース:1992年
コメント:邦人アーティストをちょこちょこ探っていると、日本語ロック黎明期にあって関西系ブルース/R&Bバンドとして実力と人気を備えた彼らの名前も目にします。

MCで上田正樹が語っているように、16年ぶりの再結成ライブを収録(@京大 西部講堂)

サウストゥサウスとしてはスタジオ盤が1作ありますが、そちらは未聴のまま(^^; こちらをチョイスしたのは、本作の映像が幾つか動画サイトにUPされており、いやまぁ、その面白さにやられた次第です。

しばらくの間入手難が続いていましたが、最近某大手通販サイトを覗いたら、オンデマンド販売(注文販売)で入手は可能になったようで、一時値が張っていた本作も適正価格で落ち着いています。

#あ、言うまでもなく小生は¥2,000@中古屋での入手です(^^

この関西人独特の空気感が全国区で通用するのか否かは別にしても、音楽としてのノリは流石に百戦錬磨の手練れが集っているだけあります。

前述のように、オリジナル作品は未聴ながらも、上田正樹&有山じゅんじの関西ブルーズな作品<ぼちぼちいこか>は既聴でして、そちらからのセレクトも多々あるため、十分に楽しむ事もできました。

有山じゅんじのあの声とほんわかとしたギター、特に好きなのはキーボードの中西康晴。

サウストゥサウス以降(以外)でも、多々のプロフェッショナルから頼りにされるそのグルーヴィーな演奏は、こうしたR&Bモノやシティーポップなモノにも抜群に相性がいいのです。

上田正樹がコテっとした関西弁でオーディエンスを楽しませるのは、何もしゃべりがおもしろいだけではなく、演奏の方がしっかりしているからこそ、そのギャップに魅せられる訳です。

その昔(20年くらいまでしょうかねぇ)、高円寺のライブハウスで上田正樹のライブを観た事がありますが、やはりこの人はAOR的な歌もいいけど、こうしたオーディエンスと掛け合い(関西圏の人間にしてみれば、ふつーに居酒屋でおっさん同士が話しているレベルですが)が何よりもパフォーマンスを引き出しているように思います。

なお、昨年辺りまではポツポツと活動をしていたサウストゥサウスですが、オリジナルメンバーでもある藤井裕氏(ベース)が昨年亡くなられ、また、ボーカル/ギターの有山じゅんじも初期の咽頭ガン治療のため活動休止と、すこし厳しい時期を過ごしているようです。
収録曲
DISC 1
1. Opening
2. Opening・South To South
3. The Funky Penguin
4. Love Me Tender
5. あこがれの北新地
6. とったらあかん
7. 梅田からナンバまで
8. Come On おばはん
9. 大阪へ出て来てから
DISC 2
1. 大阪一番"¥en" Power
2. Walking The Dog
3. Ooo Poo Pah Doo
4. むかでの錦三
5. おまえを救けに行く
6. Route 66
7. Try A Little Tenderness
8. I Can't Turn You Loose

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