リリース:1976年
コメント:デビュー作<Japanese Girl>から数ヶ月後にリリースされたセカンドアルバム。
わずか数ヶ月の後に、しかもライブ作品を出してしまう辺りの勢いに驚かされますが、その中身も興味深いものでした。
ちなみに、小生はライブ作品だとは知らないまま、記憶にあったジャケットが棚に並んでいたので引き揚げた...という体たらく(恥)
もとい。前半は矢野氏の弾き語りによる展開、後半は面子を増やしてのアンサンブル形態となっております。
で、ここでも全編を貫いているのはその特異な矢野氏の世界観(^^
まだ矢野氏に関心を持っていなかった頃、この方の音楽は「なんだかぽわ〜んとした音楽」といったイメージがありましたが、こうして作品に対峙してみると、ある種のクールさとか、捉え方によってはこの上なくファンキーな音楽じゃないのか?とも思えてきております。
特に弾き語りなどでは顕著に感じられますが、テイストはかなりジャズピアノのそれなんですよね。
なので、演奏力の高さはもちろんなのですが、ジャズテイストを纏う事でクールさが、そして、実際にはそこいらのジャズピアニストより遥かにグルーヴを放っている、と思える訳です。
全編で僅か40分足らずという尺は流石にアナログ時代の作品である事をひしひしと感じさせてくれますが(^^、きっとライブ全編を通して聴いたなら、すっかり中毒患者になってしまうかも知れません。
#曲が終わるたびに、きれいに、律儀に拍手をしている観客も
#なんとなく時代的なものを感じさせてくれます(笑)
収録曲:
1. あんたがたどこさ
2. あわて床屋
3. いもむしごろごろ
4. 待ちぼうけ
5. アメフリ
6. 相合傘
7. 金太郎
8. あの町この町
9. 風太 II
10. 君が代
11. 達者でナ
12. 絹街道
13. 津軽ツアー
14. ジャイアンツを恋うる歌
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