コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2005年8月22日

Live at the East / Pharoah Sanders


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:自分なりにファロア・サンダース作品の魅力を最大公約数的に述べるとすれば、混沌とした激情と平安な優しさの対比を見事に演じるプレーにあり・・・と言ったところにでもなりましょうか。

結局、色々な作品に手を出すたびに、(聴く前から)期待している大部分がそこにある事に自分自身で気付きます。

本作は'71年のライブを収録したものですが、冒頭から20分に及ぶ長尺。

しかしそのタイトル名そのままに、20分の中で揺さぶられた精神は最後に昇華されます(^^;

まるで神聖な儀式にでも立ち会っているかのような[2]。

一聴、平坦な楽曲に思われますが、しっかりとツボを押さえられます。

続く[3]ではほんの少しフリーキーなトーンを交えて、ひたすらに優しいメロディラインを吹き上げるP.サンダースのテナーサックス。

ジョー・ボナーのピアノの美しさも要チェックです。

また全編に亘ってセシル・マクビーとスタンリー・クラークというダブルベーシストを擁していますが、[2]辺りで聴けるこのダブル・ベースによる進行もなかなか面白いですね。

ノーマン・コナーズ(ds)、ハンニバル・マーヴィン・ピーターソン(tp)、カルロス・ガーネット(fl、vo)など、総勢10名が奏でる誠にスピリチュアルな一作です。
収録曲
1.Healing Song
2.Lumkili, Pts. 1 & 2
3.Memories of Coltrane

0 件のコメント:

コメントを投稿