評価：★★★★
コメント：AORと言う感触ではないのですが、言葉そのままに大人が聴けるビシッとした硬派なロックという感じを漂わせるジョン・ウェイト。
英でのベイビーズ時代はそれなりに成功を収め、その後ソロとして米マーケットに乗り込んできたJ.ウェイトのソロアルバム第二弾が本作です。
生憎、私はベイビーズ時代の音を聴いた事はないのですが、本作で感じられるほど良いハードさと歯切れの良さ、そして、大ヒットした[2]にその影のようなもを見ています。
個人的には他のソロ作品についても未聴なのですが、本作の後、'80s末期になってジャーニーのジョナサン・ケイン(key)やニール・ショーン(g)と共にバッド・イングリッシュを結成し、[When I See Your Smile]で再度ヒット・チャートのトップに輝くなど、中々にして粘りと強（したたか）かさも備えた人かと思います。
閑話：
珍しい事ではないものの、このようにヒット曲を含むアルバムでさえ国内盤は入手不可というのもちょっと悲しいですね。コンピ盤やベスト盤にまとめられてしまうのも残念です。
収録曲：
1.Saturday Night
2.Missing You
3.Dark Side of the Sun
4.Restless Heart
5.Tears
6.Euroshima
7.Shake It up/Dreamtime
8.For Your Love
9.Love Collision
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