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2008年12月14日
Gratitude(邦題:灼熱の狂宴)/Earth Wind & Fire
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:'70s末期から'80sにかけてはすっかりディスコ・バンドあるいは打ち込み系に頼ったグループになってしまいましたが、やはり出自であるファンク・バンドとしてのあり方と音が最も輝いていたのはこの辺りまででしょうか。
'75年の全米ライブを収録しています([17]のみ、TV番組用の別テイクから入れられています)。
確かにこの後も何曲ものヒットを放っている彼等ですが、溢れんばかりの熱気とグルーヴさとについては、この辺りをピークに衰退していったと思っています。
某有名ソウル音楽評論家に至っては「化けの皮がはがれ始めた頃」と手厳しい見解を述べられているのを見た事があります。
ともあれ、時代的には大所帯のファンク・バンドそのものが時代と共にフォーマットを変えてゆく必要に迫られていった事実とも照らし合わせ、やはり「熱く胎動するEW&Fが聴ける」という点では非常によいライブ盤だと思います。
モーリス・ホワイトが煽り、フィリップ・ベイリーが渾身のファルセットを聴かせる。
ヴァーダイン・ホワイトのベースも強力にブリブリ鳴っています。
はやりこれでしょうね。
収録曲:
1.Introduction by MC Perry Jones
2.Africano/Power
3.Yearnin' Learnin'
4.Devotion
5.Sun Goddess
6.Reasons
7.Sing a Message to You
8.Shining Star
9.New World Symphony
10.Musical Interlude #1
11.Sunshine
12.Sing a Song
13.Gratitude
14.Celebrate
15.Musical Interlude #2
16.Can't Hide Love
17.Live Bonus Medley: Serpentine Fire/Saturday Nite/Can't Hide Love/Reasons
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